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シアトル留学生カフェ探訪 第66回 『Fresh Flours』

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みなさん、こんにちは!香織です。

彩乃さんからのご紹介の通り、最終試験の真っ最中で猛勉強しています。最終週は、アカウンティングと法律という、私にとってかなりタフな2クラスのテストがあるため、無事に単位を取って卒業できるのかドキドキしています。この記事が掲載される頃は、おそらく無事卒業し、日本へ一時帰国の途についているはず。9ヶ月ぶりに家族や日本の友達に会えるのがとても待ち遠しいです!

それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』第66回のスタートです。

Fresh Flours

6月のテーマは「ベーカリーカフェ」。お店でペイストリーも手作りしているお店を紹介しています。

今回私が取材させていただいたのは、シアトルに4店舗を構える『Fresh Flours』のウエスト・シアトル店。

Fresh Flours

レンガ造りの趣のある建物です。こちらの店舗にあるキッチンで全店舗のペイストリーを焼いているそうです。

Fresh Flours

中に入ると、バリスタのジェニーさんが笑顔で迎えてくれました。

もしかするとお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、彼女の後ろにあるメニューが貼られた棚の上に小さな招き猫がいます。

Fresh Flours

そう、こちらのお店は、日本人の洪敬司さんと峰松悦子さんのお二人の共同オーナーが経営しています。

ターメリックのラテもあったりと、ドリンクメニューもとても充実しています。

Fresh Flours

ペイストリーは毎日朝の1時から30種類を焼いているそう。朝8時のクラスでも早いと思っていた私は頭があがりません。

抹茶あずきパウンドケーキなど、日本をふんだんに感じられるメニューもあります。ペイストリーだけでなく、クッキーやマカロン、ミニバーなどの焼き菓子も充実。

休日の午後に取材したため、すでに売り切れている商品がたくさんありました。

Fresh Flours

木のぬくもりを感じるナチュラルで明るい店内。そして、こちらの店舗には軒先のテラスに加え、なんと中庭もあります。

Fresh Flours

広々とした中庭のテラス席です。天気のいい日にこうして外でのんびり過ごすのはとても気持ちがいいですね。

さて、今回注文したドリンクは、オーナーの悦子さんのおすすめ、コルタード(Cortado)。

Fresh Flours

コルタードとは、エスプレッソに少量の温かいミルクを注いだ5オンスのミニラテです。とても可愛らしい見た目ですが、エスプレッソが効いていて、とても深い味わいでした。

同店が使用している豆は、ポートランドの老舗ロースター『Stumptown Coffee Roasters』。また、ゲストロースターとして、現在『Counter Culture Coffee』の豆も使用しています。ゲストロースターは3ヶ月毎に代わるそうです。

Fresh Flours

こちらは、今とても人気というグルテンフリーのチョコレートクッキー。グルテンフリーですが、しっとり甘く、味は通常のクッキーと変わりません。ヘルシー志向の方にはうれしいおやつですね。食べ応えもしっかりありました。

Fresh Flours

こちらは、あずきのミニバーです。パイ生地でサンドしています。小ぶりですが、ぎっしり詰まったあずきとしっとりしたパイの和洋折衷が絶妙なマッチで、日本を思い出させる味です。

日本で生まれ育った敬司さんと悦子さんは、アメリカ東海岸で知り合ったのち、2005年にフィニー・リッジ(Phinney Ridge)に1号店をオープン。その後、店舗を増やし、現在はビーコン・ヒル(Beacon Hill)、サウス・レイク・ユニオン(South Lake Union)を含めて4店舗を展開しています。

Fresh Flours

今年で15年目を迎える同店ですが、これまでの経営について伺うと、「こだわらないのが良かった」とのこと。お客様のニーズに合わせてメニューを改良し、ご近所の方が楽しめる地域密着型の経営をしてきたそうです。

また、「お店で働くスタッフを第一に、みんなが働きやすい環境を意識している」とのこと。今日もバリスタのジェニーさんは、お客様と楽しそうに会話をしながら仕事をしていました。環境が良いと、生き生きと働けますよね。とてもアットホームな雰囲気は、そういうところから来ているのかも。私もここで働きたくなりました。

Fresh Flours

こちらは、日本在住のイラストレーター高旗将雄さんとシアトルのアウトドアメーカー『MiiR』とのコラボレーション商品です。アメリカ×日本のとても貴重なカップ!高旗さんが描くシアトルのイラストがとても可愛いく、私もタンブラーとマグカップをひとつずつ購入しました。ひとつは日本へのお土産にしたいと思います。

また、同店では、環境への配慮としてペイストリーの廃棄をしないそうです。各店、毎日閉店の1時間前からハッピーアワーを行っていて、クロワッサンなど一部を除く全商品が半額になります。その後に余ったものは翌日に1ドルで販売するか、寄付しているとのこと。各店の営業時間は、ウェブサイトにてご確認ください。

私も、ハッピーアワーに入ったところで抹茶あずきパウンドケーキ(Green Tea Azuki Pound Cake)を購入しました。

Fresh Flours

抹茶とあずきという大好きな和菓子の要素がたっぷりで、甘さも味も優しく、日本人好みだと思います。翌日に食べてもとても美味しかったです。

また、閉店間際まで作業をしていたところ、バリスタのジェニーさんがマカロンを下さいました。

Fresh Flours

マカロンは10種類あり、こちらはアールグレイのマカロンです。食べるとアールグレイの上品な香りが甘いクリームとともに口の中に広がって、とても美味。

Fresh Flours

最後にペイストリーのキッチンも見せていただきました。ここで全てのペイストリーを焼いているので、朝5時の焼き上がりはどのような状態なのかを考えるととてもワクワクします。ベーカーの方が明日に向けて黙々と準備を行っていました。

日本の味やヘルシーなペイストリーなど、バラエティ豊かなペイストリーを味わえる『Fresh Flours』。おいしいコーヒーとペイストリーを味わいながらゆったりした時間を過ごしに訪れてみてはいかがでしょうか。

Thank you for a great time and coffee!

次回は、アマゾン社員の友人に招待され、アマゾンのオフィススペースとしても実際に使われている温室 『The Spheres』 に遊びに行って来た、真美さんです。

Fresh Flours
9410 Delridge Way SW, Seattle (地図)
【席数】店内 約15、テラス 約30
【公式サイト】www.freshfloursseattle.com
【WI-FI】あり

小林香織

小林 香織(Kaori Kobayashi)
東京都生まれ。日本で約10年の社会人生活を経て、2018年9月よりIBPプログラムにてシアトルへ留学。日本にいた頃は、ほぼ毎週末カフェで持ち帰り仕事をこなす。ブラックコーヒーしか飲まなかったが、シアトルに来てからラテやマキアート等の美味しさ、インディペンデントカフェの魅力に目覚める。趣味は、新しい場所へ行くこととバスケ観戦。これまでNBA、NCAA観戦に全米9ヶ所を訪れた。各地でカフェに行くことも楽しみのひとつ。

掲載:2019年6月

このコラムの内容は執筆者の個人的な意見・見解に基づいたものであり、junglecity.com の公式見解を表明しているものではありません。



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