こんにちは!先週の記事で美羽さんから「最近とあるカフェに入り浸っている」との紹介を受けました真洋です。とあるカフェとはベルビュー・トランジット・センターから徒歩10分のところにある『Bellden Cafe』。ここ最近は、1週間のうち5日間(2pm-6pm)をこのカフェですごしています。
実は・・・
お客さんとしてではなく、先月よりコーヒーとカフェの勉強をさせてもらっているのです。簡単な食品衛生管理の資格も取ったので、バリスタの卵としてお客さんにコーヒーを注いでいます。
今までこれだけカフェのことを書いておきながら、実際にカフェで働くのは生まれて初めての経験なので、何もかもが初めてで、毎日が失敗の連続です。でも、すべてが新鮮で楽しいです。ラテアートを描く時はまだ手がプルプルと震えているのですが、ようやく小さなハートくらいは描けるようになったので、お越しの際は心のこもった不恰好なハートをお届けします!(笑)
前置きが少し長くなりましたが、今回ご紹介するのはこのお店ではなく、日本でもよく見る、あるものとコラボしたカフェです。
では、『シアトル留学生カフェ探訪』 第13回のスタートです!
今回訪れたカフェ 『Little Oddfellows』 は、人気レストラン 『Oddfellows Cafe + Bar』 が、隣接する本屋さん 『Elliott Bay Book Company』 の中に2015年にオープンした姉妹店。この時点でのネタバレが少し悔しいですが、今回は「カフェ×本」のお店のご紹介です。
実はこのお店の他にもとても素敵な「カフェ×本」のお店がシアトルにあるので、僕の中で勝手に「カフェ×本 特集」を連載します!(笑)本好きの皆様、 次回も必見です!
さて、キャピトル・ヒルの南、シアトル・セントラル・カレッジのすぐ近くに 『Litle Oddfellows』 はあります。僕が訪れたのは金曜日の夜8時。シアトルにあるカフェにしてはこの時間まで営業していたのが珍しく、印象に残りました。
本屋さんの入口に大きな看板があるので、迷う事なくお店を見つけられると思うのですが、お隣の 『Oddfellows Cafe + Bar』 が存在感を放っているので、そちらに吸い寄せられそうになります。
入口を抜けるとすぐ一面に、本好きにはたまらない景色広がります。開放感のある高い天井に、天井と同色の沢山の本棚、そして色とりどりの本。本を手に取らずともここを歩くだけでワクワクしてきます。そして少し奥まで歩くと、この本屋さんにとてもよく馴染んだ、白を基調とした清潔感のあるカフェが見えてきます。
カウンターの横にはケーキやパンが並べられ、さらにその横には種類に富んだ大判のクッキーがそれぞれ瓶に入って綺麗に置いてあります!隣にご飯メインの姉妹店を構えているだけあって、ここに置いてあるものはすべてお店の手作りとのこと。
前回に引き続き、cold brew をオーダー。最近シアトルもようやく暖かくなってきましたが、寒い日以外はコーヒーの類でなくても冷たい飲み物が大好きなので、春先から秋にかけては基本的に cold brew か iced latte をオーダーします。ストローをさす派なので、受け取ったあとにストローを挿して写真をパシャり。紅白模様の可愛らしい紙製のストローが、白いテーブルに良く映えますね。アイスコーヒーとは違い、マイルドで酸味の少ない cold brew は、これからの季節、病みつきになりそうです。
また、このお店のコーヒーはシアトルでも名が知れているカフェの一つで、同店のすぐそばにロースターのある Caffe Vita の豆を使っています。
冷たくて美味しい cold brew に舌鼓を打ち、一日の疲れを落としながらぼーっとしていた中で、本屋さんの中にあるこのお店ならではの、他の店とは違うポイントをいくつか発見しました!
1. 今回、夜の8時に入店「できた」と思ったのですが、周辺のカフェの中では珍しく、毎日夜の10時まで営業しているということ。(営業時間は2018年5月現在)
2. 夜の6時以降「Study Hall」と呼ばれるオリジナルのセットメニューが頼めること。飲み物とクッキーなどの食べ物のセットが7ドルでオーダーできます。かなりお得です。メニューの名前からして、夜の6時以降、勉強の場としてこのお店を提供していることが明らかです。※オーダー可能なメニューの詳細はお店の人に確認した方がいいと思います。
3. お店で販売されているグッズに知的さを感じられるものが多いこと。オリジナルの鉛筆や、歴史上の偉人が描かれたマグカップが売られておりました。僕は鉛筆を1本買いました。鉛筆削りを持っていないので部屋に飾っておりますが、そもそも鉛筆も使わないことに後で気づきました。
4. お店の白い壁紙が本棚の模様になっていること。文字どおりですが、景観に馴染みながらも目立っていたので印象的でした。
5. バスルームの鍵に30cm定規がついていること。小学校以来初めて木製の30cm定規を見たので、バスルームに行こうと鍵を手にした瞬間「うおっつ!、懐かしい!」と口にしてしまいました。
営業時間や夜6時以降の特別メニューなど、勉強や作業をする人にとって恰好の場所ではないでしょうか。そのせいか、この日も遅くまでたくさんの方で賑わっていて、場所柄からか、ほとんどのお客さんが学校の勉強や作業をしていました。長時間いると思われるお客さんも数多く、時折席を立っては、休息がてらなのでしょう、本屋さんの中を歩いて本を眺めている人もいました。
カフェにとって回転率はとても大事なので、このお店のように、店側から長居を許容するところはかなり珍しいと思いました。姉妹店ならではというか、大きな母体が別にあるお店ならではの取り組みなのでしょうか。図書館の中で勉強しているような、でも静かにしなくてはいけない図書館とは違って話しもでき、さらに美味しいコーヒーも食べ物も楽しめる、とても居心地の良い空間でした。
飲み終わったコップを戻す際、ナプキンやお砂糖が置いてある机の上に、女の子であればすかさず写真を撮ってインスタに載せたくなるような可愛らしいイラストを発見したので、すかさず写真を撮りました!
Thank you for a great time and coffee!
次回(5月30日掲載予定)の「カフェ×本 第2弾」のカフェはキャピトルヒルの東側に位置するお店です。このお店も今回の店に劣らず知的要素が沢山散りばめられた、とっても素敵なお店です。本好きの皆様必見ですよ(笑)。
来週のブログは先日22歳の誕生日を迎え、本物のオトナに近づいてきた(自称)瑠菜さんです。
Little Oddfellows
1521 10th Avenue, Seattle(地図)
【席数】約30
【公式サイト】www.oddfellowscafe.com
【Wi-Fi】 あり
【電源】 席によってはあり
沢田 真洋(Sawada Masahiro)
1991年、神奈川県藤沢市生まれ。大学卒業まで三度の飯よりサッカーな生活を送り、卒業後一般企業に就職。3年と少し勤めた後、退社を決意し、2017年9月よりIBPプログラムでベルビュー・カレッジに留学中。シアトルに来てから柄にもなくカフェ専用のインスタグラムアカウントを作り、備忘録代わりにシアトル周辺で訪れたすべてのカフェを記録している。将来は地元・湘南にカフェを開くのが夢。最近のマイブームはハーモニカ。
掲載:2018年5月