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シアトル留学生カフェ探訪 第61回 『Queen Anne Coffee Co.』

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皆さん、こんにちは!彩乃です。

春の訪れとともにたくさんの花が咲き始める中、意外にも家の近所や大学付近を歩いていて桜をちらほら見かけたことは大きな発見でした。この時期は毎年花粉にひどく悩まされるのですが、シアトルでは比較的楽にすごすことができ、マスクを着けずに出かけられるのが嬉しいです。

先日、チューリップが見頃ということで、ホストマザーにお勧めしてもらった、スカジット・バレーのチューリップ・フェスティバルに行ってきました。週末で道路も駐車場も激混みだったのですが、それでも見る価値があると断言できるほど圧巻のチューリップ畑が広がっていました。私が訪れたのはあくまで一つのファームで、その地域一帯にさまざまなチューリップ、あるいは他の花畑が点在しているようでした。

それでは、『シアトル留学生カフェ探訪』 第61回のスタートです。

Queen Anne Coffee Co.

今回ご紹介するのは、シアトルのランドマーク、スペース・ニードルのふもとから始まるエリア、クイーン・アンにお店を構える『Queen Anne Coffee Co.』です。お店の前にはテラス席があり、コーヒーを片手にくつろぐ人を見かけました。

Queen Anne Coffee Co.

お店の外窓やメニューなどにある、このカップの形がかわいいロゴはイラストレーションを勉強していたオーナーのブリさん自身がデザインしたものだそう。

Queen Anne Coffee Co.

お店の名前には、地域密着型のカフェを目指すというブリさんの思いが込められています。「近所の人たちが集い、のんびりとくつろげるような場所にしたい」と教えてくれました。

Queen Anne Coffee Co.

さて、私が注文したのはこちらのバニララテとハッラー・プレッツェルロール(challah pretzel roll)です。マグカップではなくグラスのカップですが、こちらのバニララテはホットです。周りの空間に保温効果があるのか、時間が経っても冷めずに温かいまま楽しめました。バニラのほんのりとした甘さもあって、おいしかったです。

Queen Anne Coffee Co.

インスタでこのグラスに入ったカップを発見して、今月のテーマ『インスタ映えのするカフェ』にぴったりだと思いました。また、以前取り上げた『DOTE COFFEE BAR』に引き続き、こちらのカフェのカウンターやテーブルにも大理石が使われていて、個人的にとても惹かれます。

Queen Anne Coffee Co.

バニララテを淹れてくれたのはバリスタのライアンさん。このお店の人気のメニューは、ココナッツラテとチャイティーだそうです。また、使われているコーヒー豆はなんと、フリーモントにあるロースタリーカフェ 『Lighthouse Roasters』 のもの。カフェ探訪第1期の沢田真洋さんが働いているところです。

エスプレッソマシンは、シアトルのダウンタウンの南に位置するサウスパーク地域にあるMavam Espresso Machines (http://www.mavamespresso.com/) 製のもの。ここにも地域に寄りそうカフェを目指すオーナー、ブリさんの思いを感じます。

Queen Anne Coffee Co.

こだわりのエスプレッソマシンの前に並ぶのは、自家製のペイストリー。ショーケースにないサンドイッチなども、朝食やランチメニューに注文すると作ってもらえます。

Queen Anne Coffee Co.

数種類あるペイストリーの中でも特に興味を惹かれたのが冒頭でも紹介したハッラー・プレッツェルロール。プレッツェルと聞いて想像するものとは違うユニークな形をしていました。プレッツェルは比較的パサパサしたパンのイメージを持っていたのですが、こちらはしっとりモチモチ。塩味がきいていたので、自然な甘さのバニララテとの相性がばっちりでした。

Queen Anne Coffee Co.

笑顔が素敵なオーナーのブリさん。このカフェは昨年9月にオープンしたばかりだそうで、取材中に私がシアトルに来た時期と同じということがわかって、盛り上がりました。

Queen Anne Coffee Co.

店内は白とグレーを基調とした上品で落ち着いた雰囲気。たくさんのライトと大きな窓から差し込む光が、シックかつ心地よいあたたかみを感じさせてくれます。十分なスペースがあるので、ストローラーごと入店でき、赤ちゃんや小さなお子さんを連れて訪れる家族連れ、パソコンを開いて作業をする社会人・学生らしきお客さん、読書するお客さんもいて、地域密着型という思いが実現されているように感じました。

Queen Anne Coffee Co.

入口のテラス席だけでなく、お店の中からつながるドアを開けるとさらにテラス席が。お店の前は人通りもあるので比較的にぎやかですが、こちらは道路に面していないので、プライベート空間とも言えるようなスペースです。静かなひとときをカフェで過ごしたい方にはもってこいですね。

Queen Anne Coffee Co.

今月のテーマは「インスタ映えのするカフェ」ということで、最後にもう一つの写真スポットをご紹介。お店の中のドアから出られるテラス席のスペースで、ベンチに腰掛けてお店の名前をバックに1枚いかがですか?

Thank you for a great time and coffee!

次は、OPT での就職活動に奮闘中の香織さんです。

Queen Anne Coffee Co.
1811 Queen Anne Avenue North, Seattle(地図
【席数】 店内約30席/テラス約20席
【公式サイト】queenannecoffeeco.com
【WI-FI】あり
【電源】席によってはあり

関根彩乃

関根彩乃(Ayano Sekine)
埼玉県出身。上智大学文学部新聞学科を1年間休学し、シアトルに留学中。韓国でおしゃれなカフェ探しに夢中になってから、カフェとおいしい食べ物屋さん巡りをすることが旅行の醍醐味に。これまで韓国や上海、台湾、ベトナムのダナンなどアジア圏のカフェを訪れたことがある。

掲載:2019年5月

このコラムの内容は執筆者の個人的な意見・見解に基づいたものであり、junglecity.com の公式見解を表明しているものではありません。



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