2008年にウォーリングフォードに開店するやいなや、他店にはない濃厚な味で話題をさらった 『モーリー・ムーンズ・ホームメード・アイスクリーム』。現在はシアトル市内やレドモンド市に数店舗を展開し、シアトルのアイスクリームを代表する店のひとつとなっています。
オーナーのモーリー・ムーン・ネイゼルさんは、しばらく政治関係の非営利団体で働いた後、大学時代の4年間にアイスクリーム・ショップでアルバイトをした経験を生かし、地域に根ざしたアイスクリーム・ショップを開店することを決意したそう。
「そもそも昔は、アイスクリーム・ショップというのは地域に密着したものでした。今も東海岸へ行けば、そのようなアイスクリーム・ショップはたくさんあります。ただ、シアトルにはそういう店がありませんでした」
オーナーのモーリーさん
アイスクリームの乳脂肪率は10%~16%が多いですが、同店の乳脂肪率は19%と極めて高い。ヘルシーなライフスタイルを求める傾向もある中、モーリーさんは “究極にクリーミーで濃厚なアイスクリーム” にこだわり、一般的なアイスクリームとは違った満足感を追求しています。バルサミコ・ストロベリーや塩キャラメル、メープル・ベーコンなど、ここでしか味わえないような珍しいフレーバーが多いことも特徴的。
すべてコンポスト(堆肥化)可能なものを使っています。
「新しいフレーバーを考える時は、まず旬の食材から考え、それに他の素材を組み合わせていくようにしています」とモーリーさん。
乳製品はワシントン州西部から仕入れ、果物もノースウェストで一番良いものを選ぶようにしている。店頭には14種類が並ぶが、そのうち4種類は限定フレーバーで、残り少なくなった場合には入り口の扉の横にお知らせが出されることもあるという。サイズはシングル、ダブル、トリプル、キッズの4種類がありますが、シングルでも量が多いので女性なら2人で1つでも十分かも。