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オーナーのブライアンさん(右)
シアトルに初めてジェラートを持ち込んだ 『プロコピオ・ジェラテリア』。イタリアの国旗を連想させる緑・白・赤の3色で統一された店内はイタリアの雰囲気たっぷりだ。
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ジェラート
オーナーのブライアン・ギャリティさんは、イタリア出身の女性との結婚がきっかけで ジェラート専門店の開店を決意したという。イタリアを何度も訪れてジェラートについて学び、1980年にパイク・プレース・マーケットの海側に見つけたスペースに開店した。以来、ラベンダーやライチ、小豆など、他の店にないさまざまな味を作り続けている。店頭には約12種類のフレーバーが並ぶが、ブライアンさんがこれまでに考え出したフレーバーは350種類以上に及ぶそうだ。
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入り口
サイズは1種類の “Bambino”(2.99ドル)、1種類または2種類が選べる “Doppio”(3.99ドル)、最大3種類まで選べる “Grande”(4.99ドル)があり、価格も良心的。乳製品はオレゴン州のオーガニック農場から、果物はパイク・プレース・マーケットやマウント・バーノンなどから仕入れるなど、なるべくローカルでオーガニックのものを使うようにしている。「立地柄、地元の人はもちろん、観光客にもよく利用していただいています。周辺にレストランが多いので、食後のデザートを食べに来られる方も多いです」とブライアンさん。店内で食べる際は冷蔵庫で冷やしたグラスの器に入れて出してくれるので、ジェラートがすぐに溶けることなく、じっくり味わえる。また、同店のジェラートは PCC や Whole Foodsなどでも購入できる。
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目印の看板
店名の「プロコピオ」は、フランスに現存する世界最古のカフェと言われている Le Procopeの創業者フランチェスコ・プロコピオ・ディ・コルテッリ氏の名前に由来している。コルテッリ氏が同店で初めてジェラート製造機を使ってジェラートを販売し、ジェラートが広く一般人の間に普及するきっかけを作ったという。まさにシアトルで最初にジェラートを売り出した同店にふさわしい名前と言えるだろう。
Procopio Gelateria プロコピオ・ジェラテリア |
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エリア | パイク・プレース・マーケット |
住所 | 1501 Western Avenue, Suite 300, Seattle (地図) |
電話 | (206) 622-4280 |
公式サイト | www.procopiogelati.com |
掲載:2010年8月