粟餅
田むら

京都出身の北村太一さんが2010年7月にイーストレイクに開店した 『Sushi Kappo Tamura』。木や竹をふんだんに使った “和” の空間を演出している同店ならではのオリジナル・スイーツは、自家製の粟餅(写真上)。粟独特の食感が楽しめる一品だ。
「餅ならではのもちもちした食感と、粟の独特の食感がうまく出るよう、餅粉と粟の分量を工夫しました」と、北村さん。できたての粟餅をいったん油で揚げて表面をカリカリにしてから、隠し味として塩を入れたバターをサッとからめる。その上に、自家製の小豆餡を惜しみなく乗せて出来上がりだ。この小豆餡は、照りが出るよう水あめを入れ、小豆の形がそのまま残るよう丁寧に煮たもの。ローカルの旬の食材をふんだんに使った寿司や一品料理を堪能した後でも、最後までおいしくいただける。
同店ではその他にも季節の食材を使ったデザートが常に用意してあるので、ぜひ試してみよう。
Sushi Kappo Tamura (田むら)
【住所】 2968 Eastlake Avenue East, Seattle (地図)
【電話】 (206) 547-0937
【公式サイト】 www.sushikappotamura.com
(掲載:2011年8月)