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アジアのデザート特集「日本のデザート」

海に面したシアトルでは、新鮮な魚介類などを生かした質の高い日本食が味わえるが、懐かしい日本のデザートや、日本の味をアレンジしたデザートもぜひチェックしてみよう。

クリームあんみつ&抹茶クリームあんみつ
アイ・ラブ・スシ・レイク・ユニオン

レイク・ユニオンの東側に面する 『アイ・ラブ・スシ・レイク・ユニオン』 は、本格的な寿司が楽しめることで人気のレストランだが、デザートも日本ならではの味が楽しめる。

その一つが、あんみつ。クリームあんみつと抹茶クリームあんみつ(写真上)の2種類があり、別の器に入った黒蜜をかけて個人で甘さを調節できるようになっている。つぶの残るずっしりとした重さの餡は、ヘッド・キッチン・シェフの相野秀人さんが5時間かけてじっくりと煮たもの。自家製の黒蜜との相性もぴったりだ。フルーツは旬のものを選んでいるため、日によって変わることもあるという。

「日本のデザートは酸味もなく、緑茶に合うものが多いですね」と相野さん。同店では夏場は冷たいお茶が出されるが、希望すると温かいお茶ももらえるので、あんみつのお供におすすめだ。屋外にも席があるので、晴れた日はレイク・ユニオンを眺めながらの食事も楽しめる。

I Love Sushi Lake Union(アイ・ラブ・スシ・レイク・ユニオン)
【住所】 1001 Fairview Avenue North, Seattle (地図
【電話】 (206) 625-9604
【公式サイト】 lakeunion.ilovesushi.com

(掲載:2011年8月)

バナナの天ぷら
西野

伝統的な寿司はもちろん、モダンな日本食も楽しめる 『西野』 では、開店当時から続くバナナの天ぷら(写真上)が人気だ。

注文後に揚げ始めるので、出される時はアツアツ。天ぷらの上に乗ったバニラ・アイスクリームが溶け始め、バナナと合わさってクリーミーな食感が楽しめる。このアイスクリームは、ノースウェストの老舗アイスクリーム・メーカー 『オリンピック・マウンテン・アイスクリーム』 のもの。自家製の濃厚なキャラメルソースとの相性も良く、添えられたミントの葉から爽やかな香りと風味が感じられる。

テーブル席とカウンター席があり、どちらも開店時から混み始めるので、予約をしてから行くのがおすすめ。

Nishino(西野)
【住所】 3130 East Madison Street, Seattle (地図
【電話】 (206) 322-5800
【公式サイト】 www.nishinorestaurant.com

(掲載:2011年8月)

抹茶味の餅ケーキ
カフェ・ソレイユ

辻調理師専門学校を卒業し、各地のホテルやレストランで修行を積んだ中川伸一さんが日本料理やフランス料理、そしてデザートまで手がける『Cafe Soleil』。カレーやハヤシライス、煮込みハンバーグやオムライスなどの定番に加え、この夏にはニューヨーク・ステーキ・カレーやオムレツにスパゲティを入れ、夏野菜をたっぷり使ったトマト・ソースをかけたオムスパ夏野菜トマト・ソースかけなど、ユニークな洋食が登場。また、ディナーでは居酒屋風のおつまみも楽しめる。

その 『Cafe Soleil』 の定番として人気の高いスイーツが、抹茶味の餅ケーキ(写真上)だ。餅粉に抹茶、ココナッツ・ミルクなどを入れて焼き上げ、小豆餡とホイップクリームと一緒にサーブされる。餅粉を使ったケーキは一般家庭でも馴染みがあるが、「当店では、膨らみ加減やもちもちした食感にとことんこだわったもの。これを目当てに来られるお客様も多いヒット商品です」と、中川さん。”Mochi” というと「餅アイス」を想像するアメリカ人も、そのもちもちしたユニークなテクスチャにはまり、リピーターになる人が多いという。日によっては売り切れてしまうこともあるので、必ず食べたい場合は来店する日に事前予約するのがおすすめだ。

なお、同店では季節のデザートや、母の日・父の日などの特別な日のデザートも人気。この夏はラベンダーの香りが楽しめるラベンダー・クリームブリュレと白玉クリームあんみつがメニューに登場している。秋には栗を使ったデザートも要チェック。

Cafe Soleil (カフェ・ソレイユ)
【住所】 9999 Harbour Place, Suite 105, Mukilteo (地図
【電話】 (425) 493-1847
【公式サイト】 www.cafe-soleil.net

(掲載:2011年8月)

粟餅
田むら

京都出身の北村太一さんが2010年7月にイーストレイクに開店した 『Sushi Kappo Tamura』。木や竹をふんだんに使った “和” の空間を演出している同店ならではのオリジナル・スイーツは、自家製の粟餅(写真上)。粟独特の食感が楽しめる一品だ。

「餅ならではのもちもちした食感と、粟の独特の食感がうまく出るよう、餅粉と粟の分量を工夫しました」と、北村さん。できたての粟餅をいったん油で揚げて表面をカリカリにしてから、隠し味として塩を入れたバターをサッとからめる。その上に、自家製の小豆餡を惜しみなく乗せて出来上がりだ。この小豆餡は、照りが出るよう水あめを入れ、小豆の形がそのまま残るよう丁寧に煮たもの。ローカルの旬の食材をふんだんに使った寿司や一品料理を堪能した後でも、最後までおいしくいただける。

同店ではその他にも季節の食材を使ったデザートが常に用意してあるので、ぜひ試してみよう。

Sushi Kappo Tamura (田むら)
【住所】 2968 Eastlake Avenue East, Seattle (地図
【電話】 (206) 547-0937
【公式サイト】 www.sushikappotamura.com

(掲載:2011年8月)

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