
シアトル各地のファーマーズ・マーケットでスープを販売している 『Got Soup?』。ワシントン・アスレチック・クラブのレストランでスープやソース作りを担当するうちに、オーガニックに興味を持ち始めたという、オーナーのジェリー・バクスターさん。ファーマーズ・マーケットを見回っている時に、そこで売られている食材を使ったスープを家庭で手軽に楽しめるよう冷凍販売することを思いついたそうです。


ブースに並ぶスープは5・6種類(11ドル~/1クォート)。全てグルテン不使用で、ビーガンや乳製品不使用のスープもあります。試食できるので、いろいろ食べ比べてみましょう。
「食材はできるだけオーガニックのものを選ぶようにし、その食材の味を生かすよう、塩分はなるべく控えめにしています」とジェリーさん。スープに使われている食材の提供者である農家の人たちにファーマーズ・マーケットで会えるのは、安心感にもつながります。
保存料を使っていないため、購入後は4・5日以内に食べるのが望ましいとのこと。
「電子レンジで加熱しても問題ありませんが、できれば鍋に移して、焦げつかないよう弱火で温めてから食べる方法をおすすめします」
メーリングリストに登録すると、毎週届くニュースレターでどんなスープが並ぶか事前にわかりますが、その週のメニューにないスープでも、電話をすれば最寄りのファーマーズ・マーケットに持ってきてくれるそう。シアトル市から20マイル以内であれば、配達も受け付けています(4個以上の注文で配送料無料)。
「この夏はガスパチョがよく売れました。秋・冬は栗やフェンネルを使ったスープを作りたいと思っています。根野菜を取り入れたシチューのようなスープも良いですね」と、スープについて語り出すと止まらないジェリーさん。
現在はユニバーシティ・ディストリクト、ブロードウェイ、ベルビュー、ウェスト・シアトルなどのファーマーズ・マーケットに出店しているが、今後レドモンド市に小売店を出すことも考えています。
「学校でスープが提供できるよう、学校側との話し合いも進めています。共働きの家庭では食事にあまり時間をかけられないこともあるので、栄養があって食べやすいスープは子供たちにぴったりだと思いますよ」