ファーマーズ・マーケットやスーパーマーケットにローカル産のラズベリーが並び始めています。
この甘酸っぱい味・・・やっぱり旬に食べるとおいしいですね！
ワシントン・レッド・ラズベリー・コミッションによると、自生していたラズベリーは古来から食べられていた記録が残っています。北アメリカも産地の一つで、ネイティブ・アメリカンは生や乾燥させて食べていたそうです。ヨーロッパからの移民もアメリカに持ち込んできました。
大規模な栽培が始まったのは、南北戦争後（1861-1865）。現在は北米各地で栽培されていますが、全米最大の生産地はワシントン州！なんと全米のラズベリーの95%（7,660万ポンド）がここで作られているのです。
種類はレッド、ゴールデン、イエロー、パープル、ブラックなど、いろいろありますが、特にレッドが一般的。そのまま食べてもいいですが、ケーキの飾り、ジャム、タルト、ムース、パイ、ラズベリーティーソースなども人気！
なにしろ、ラズベリーはとってもヘルシー！ビタミンC、ビタミンE、葉酸、食物繊維などが豊富で、アンチエイジング効果があるとされるエラグ酸やアントシアニン、目のダメージ予防効果があるとされるルテインが含まれており、これらは抗酸化高血圧や動脈硬化などの生活習慣病、ガン予防・抑制にも効果があるとされています。The World’s Healthiest Foods によると、特にオーガニックのものは、そうでないものより抗酸化能力がはるかに高く、特に熟したものが良いそうですよ！
また、ラズベリーケトン（Raspberry Ketones: 英語では「ケトン」というより、「キートン」という発音に近いです）というラズベリーの香り成分に脂肪燃焼効果があることがわかり、サプリメントなどとして販売されています。
掲載：2016年6月
