7万人を超える会員を抱え、ピュージェット湾地域に16店舗を展開する自然食品のコープ 『PCC Community Markets 』 が、新型コロナウイルスのパンデミックで2020年から中止していた対面の料理教室を2022年に再開。内容もスキルもさまざまなクラスがラインアップしていますが、子どもだけが参加する料理教室もあるんです。数はそう多くないので、参加したい場合はできるだけ早く申し込みましょう。キャンセル待ちもできます。
ご紹介するのは、新型コロナウイルスのパンデミックが始まる前の2019年にレドモンド店で開催された、8~12歳向けの 『Around the World Tour: 5-Day Kids Camp』 という1日2時間で5日間のサマーキャンプ。毎日一つの国の代表的な料理を作って食べるというもので、この時は日本、パキスタン、ジャマイカ、メキシコ、イタリアがテーマでした。
インストラクターは一人で、アシスタントは数人。スクリーンにはインストラクターが説明しながら料理を作る様子が映し出されるようになっているので、子どもたちはグループに分かれて、説明を聞きながら作っていきます。インストラクターもアシスタントも、ナイフを使う時など、臨機応変に子どもたちのテーブルを回ってチェックしてくれます。
8~12歳ともなると、材料の分量を量るところから子どもたちでやることも。でも、汚れを最低限に抑えるべく、ほとんどの材料は必要な分量が用意され、子どもたちが使い終わったものはアシスタントがどんどん洗って片付けてくれます。
ジャマイカ料理のビーフ・パティは人気が高かったそう。たくさん作って余ったとのことで、持ち帰ることもできました。
この地域ではメキシコ料理もわりとなじみがあります。でも、定番のナチョス、タコス、ブリトー、ケサディア以外のものを作ってみるのも、いい経験になりますね。
日本人としては日本の料理が気になるところ。料理教室の後にメニューを見せてもらったところ、寿司飯、味噌をつけてローストしたニンジンとズッキーニの巻き寿司、チキンカツ、サマーヌードルとありました。サマーヌードルはそうめん料理ですが、シイタケと昆布、水、トウモロコシの芯を煮て作るだし汁に醤油を入れて味付けし、茹でたそうめんにかけるというもの。残念ながら、子どもたちの口には合わなかったようで、「たくさん余っていた」とのこと。せっかく日本食を好きになってもらう機会なのに残念!
一番人気は、子どもたちもなじみ深いイタリア料理。パスタやデザートのタルトはすぐになくなったそうです。
自分と同年齢の子どもたちと一緒に料理をしたり、食べたことのないものを作って食べてみたり、気に入ったものを家で作って家族に食べてもらったり、食べ物を通してその国に興味を抱いたり。料理教室は世界が広がるチャンスの一つ。長い夏休みのアクティビティとして、参加してみてはいかがでしょうか。
PCC Community Markets: PCC Cooks
【公式サイト】 www.pccmarkets.com/classes/
※会員は割引価格で受講できます。
更新:2022年4月