サイトアイコン junglecity.com

シアトルのトマト ~ サラダはもちろん、炒め物や煮込み料理にも!

トマト

Heirloom Tomato(エアルーム・トマト)

夏が旬の野菜と言えば、トマト、きゅうり、ズッキーニ、茄子など、実を食べる果菜です。色とりどりの夏野菜は、汗をかく夏場に失いがちな水分、ミネラル、ビタミンを豊富に含んでいます。自宅でトマトを栽培している方もいらっしゃるでしょう。ミニトマトは育てるのも収穫するのも楽しいですね。

ファーマーズ・マーケットやファームスタンド、ローカル野菜を扱っているスーパーマーケットでは、夏の間だけ、色、大きさ、形、味もバラエティに富んだ地元産のトマトが手に入ります。Heirloom Tomato(エアルーム・トマト)と呼ばれる伝統品種のなかには、形がいびつだったり、紫や縞模様など変わった色のものもあります。スーパーマーケットで一年中売っている形の整った赤いトマトを見慣れている方は、びっくりするかもしれませんが、緑、黄色、オレンジ、紫、縞模様など、定番の赤以外の色もぜひ試してみてください。

トマトは、ビタミンC、ビタミンAが多く生食がポピュラーですが、トマトの赤や黄色の色素であるリコピンやカロテンは油で加熱調理すると吸収がよくなるので、炒め物や煮込み料理にも最適です。リコピンは抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化の予防に効果があると言われます。

カポナータやラタトゥイユなどのトマトベースの煮込み料理や、トマトスープなど、トマトを加熱調理するなら、ぜひ地元産の完熟トマトをお求めください。スーパーマーケットで売っているカリフォルニア産や外国産のものは、輸送で傷まないように固いうちに収穫されます。完熟したトマトの味や香りを楽しめるのは、地元産だからこそ。ちょうど今頃は多少傷んだ "seconds" と呼ばれるトマトがファーマーズ・マーケットで手ごろな値段になっています。過ぎ行く夏を惜しみながら。自家製トマトソースを作ってみませんか?

トマトソース料理はチーズと相性がいいのは常識ですが、同じ発酵食品である味噌と合わせても美味しくなります。味噌トマトソースのレシピをどうぞ。

トマトの簡単レシピ

味噌トマトソース
1. 2パウンドのトマトを洗って大きめに刻む。
2. 鍋底にオリーブオイルを2ミリほど入れて温め、トマトを入れる。
3. 大さじ5の味噌を大さじ1ずつトマトの上に乗せ、自然塩小さじ2をふりかける。
4. 蓋をして強火にかけ、水分が上がってくるのを待つ。
5. 上がってきた水分が沸騰したら弱火にし、味噌が溶けるまで10分ほど煮る。
6. 味噌が溶けたら蓋を外し、強火で時々かき混ぜながら煮詰めていく。
7. なべ底をへらでこすって底が見えるほどの濃さになったら火を止める。

夏野菜とトマトの煮込み
1. 鍋底にオリーブオイルを2ミリほど入れて温める。
2. 一口大に切った玉ねぎ、茄子、ズッキーニ、パプリカ、トマトを順に重ねていく。
3. ベイリーフ2枚を乗せ、自然塩をふり、蓋をして強火にかける。
4. 水分が上がってきたら、野菜が柔らかくなるまで煮る。

掲載:2018年9月 文・写真(一部):本多ゆか Cook Veggies at Home 主宰

モバイルバージョンを終了