オニオンの生産では、ワシントン州は全米第3位(1位はカリフォルニア州、2位はオレゴン州)。中でも、ワシントン州東部のスネーク川沿いの町ワラワラ(Walla Walla)で栽培されるスイート・オニオンは人気があります。Walla Walla とは、ネイティブ・アメリカンの言葉で「たくさんの水」(many waters)という意味。
Walla Walla Sweet Onion Marketing Committee によると、このスイート・オニオンは、もともとコルシカ島で栽培されていたものを、1800年代後半にフランス人のピーター・ピエーリさんがワラワラに持ち込んだものだそう。当時ワラワラのガーデニング業界で多数を占めていたイタリア系移民が、その味に感動してピエーリさんと栽培を始めたと言われています。
一般的なオニオンよりも皮の色が薄く、少し平たい形で、辛みがなく、薄切りにしても水にさらさず生で食べられること、火を通すと甘さが一層増すことなどで大変人気があります。