ワシントン州は、カリフォルニア州に次ぐ全米第2のプレミアムワインの産地です。
1825年に最初のブドウがワシントン州東部に植えられてから200年近く。2023年時点で1,050軒を超えるワイナリーが80種類以上のワインを1500万ケース以上生産しており、経済効果は約42億ドル1に達しています。
もくじ
ワシントン州のワイン産業
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提供:Washington State Wine Commission
ワシントン州のワイン用ぶどうは、ワシントン州を東西に分断するカスケード山脈の東に位置する乾燥地帯で栽培されています。
この地域は夏の平均日照時間が16時間と、カリフォルニア州より1時間長く、年間降水量は6~8インチのみ。緯度はフランスのボルドーやブルゴーニュといったワイン生産地と同じであるため、ワイン用ぶどうの育成には理想的とされています。
ワイン用ぶどうの栽培・収穫量
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Courtesy Four Feathers Wine Services
ワシントン州にあるアメリカぶどう栽培地域(American Viticultural Areas: A.V.A.)は、2024年に新たにビバリー・ワシントンが加わって合計21となりました。栽培面積は55,000エーカーを超えています。
2023年の栽培面積は55,000エーカー以上で、1050軒以上のワイナリーが合計80種類以上のワインを年間1500万ケースを生産していますが、さまざまな課題に直面しています。
ワイン用ブドウの収穫量は2016年は史上最高の27万2000トンを記録しましたが、ワシントン州ワイン・コミッションの2023年度の年次報告書によると2022年の収穫量は24万トン、2023年はさらに減少してしまいました。
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