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保存料や化学調味料に頼らないスープ
「Pasta & Co.」(ベルビュー、ユニバーシティ・ビレッジ)

Pasta & Co.

持ち帰り用スープのコーナー

Beecher’s Handmade Cheese(ビーチャーズ・ハンドメイド・チーズ)』『Bennett’s Pure Food Bistro(ベネッツ・ピュア・フード・ビストロ)』『Maximus Minimus(マキシマス・ミニマス)』 などの人気店を経営するシュガー・マウンテン社が、11年前に買収したイタリア系デリ 『パスタ&カンパニー』。

オーナーのカートさん

取材当日の日替わりスープ、トマト・チャウダーとソノラ風トルティーヤ

惣菜コーナー

シュガー・マウンテン社のオーナーであるカート・ダムマイアーさんによると、前オーナーが25年前に起業したのは、当時のシアトルに質の良いデリがあまりなかったことがきっかけだったという。シュガー・マウンテン社の傘下に入った後は、同社の掲げる “Pure Food Commitment” というモットーに基づき、食品添加物を一切使用しない方針に転換。それまでパスタとサラダに偏っていたメニューも見直し、商品数を大幅に増やした。現在はユニバーシティ・ビレッジ店、ベルビュー店、クイーン・アン店の3店舗で、パスタやサラダに加え、総菜・ワイン・輸入食料品なども扱っている。

もちろんスープも保存料や化学調味料に一切頼っていない。一番人気は、トマト・チェダー(3.95ドル~)。2005年のワールド・チーズ・アワードで銅賞を受賞した『ビーチャーズ・ハンドメイド・チーズ』 の “フラッグシップ” というチーズを使っており、トマトの爽やかさとチーズのコクが見事にマッチした優しい味に仕上がっている。持ち帰り用にも販売されているが、店内にはテーブルと椅子があり、その場で食べることもできる。店頭で販売されているサラダやパンを一緒に購入して食べるのも良いだろう。このスープは、同店以外に 『ビーチャーズ・ハンドメイド・チーズ』 や 『ベネッツ・ピュア・フード・ビストロ』 でも食べられるそうだが、レストランでも出されるような本格的なスープが手軽に味わえるのは嬉しい。

「食材はなるべく地元産のもの、そして旬のものを使うようにしています。秋・冬はポテト・リークのスープなどが並ぶ予定です」と話すのは、ユニバーシティ・ビレッジ店のマネジャー、リンダ・ラヴァティさん。スープは全部で約20種類あるが、日替わりで販売されるのは2種類。店内と入口のボードで確認できるほか、TwitterやFacebook でも告知をしているので、ぜひチェックしてみよう。

Pasta & Co.
【公式サイト】 www.pastaco.com

(掲載:2010年11月)

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