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エイ(Skate)

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エイ(Skate)

スケートのグリル
© Dreamstime.com

エイは米国で Skate(スケート)、エイヒレは Skate Wing(スケート・ウィング)と呼ばれています。

エイ目魚類は500種もあり、サハリン・千島列島・北海道から東シナ海の水深40~100mの沿岸に分布し、このうち75種が日本近海に分布しています。

エイ目魚類はガンギエイ科(カスベとも呼ばれる)とアカエイ科に分けられます。

ガンギエイ科は、練り製品の原料および惣菜用などに利用されています。また、煮付け・煮こごり・ムニエル・フライなどにしてもおいしく、伊勢地方では干物にしたものが祭りや祝いの膳に出され、秋田では干物の煮付けがよく食べられます。ヒレはフランス料理にも使われます。韓国では高級魚で、キムチと一緒に刺身にして食べます。

宇和島屋ではエイヒレしか取り扱っていません。その理由はエイ類は平たく、身の可食部分が少ないとのことで、米国の水産加工場ではヒレだけを生産販売しているためです。

なお、エイ類はサメ類とともに軟骨魚類の2大グループを構成しています。エイ類は尻びれがない、噴水孔がある、胸びれと頭部癒合し区別できない等の特徴があります。サメのように人を襲うことはなく、淡水や汽水域に生息するものもいます。エイ類の骨は縄文時代の貝塚からも出土し、昔から食用になっていたことがわかっています。

掲載:2005年4月

『お魚豆知識』 は、宇和島屋鮮魚部の沖良三さんが発行している 『Seafood Newsletter』 の一部です。宇和島屋の入荷商品やおすすめ商品の情報が満載ですので、ぜひご購読ください。お申し込みは seafoodnews@uwajimaya.com まで、日本語でどうぞ。

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