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ホタテ貝(漢字名:帆立貝、分類:ウグイスガイ目イタヤガイ科、英名: Scallop)

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ホタテ貝は東京湾や能登半島以北、特に水温の低い海に多く棲息しています。波の静かな浅海の砂底にもぐっており、時には殻の開閉運動によって水中を泳ぐこともあります。

形はほぼ円形で、一方はやや膨れ、もう一方はほとんど平ら。殻の表面は灰白色の地に紫褐色の斑紋があり、内側は白く、殻長は20cm、殻高17cm、幅は4.5cm ぐらいにまで成長します。

貝柱が大きいのが特徴で、刺身や酢の物の他、貝焼き・フライ・バター焼き・煮付け・揚げ物、また、煮て乾したものは中華料理に使われます。

市場に入荷するホタテ貝は、天然物と養殖物で殻付きのものとがあり、むき身を含めて北海道・青森が産地です。養殖ものと言っても人工的な餌をやるわけではなく、天然の海に生じる栄養分をとっているので、天然漁場で獲れるものと味も栄養も変わりません。

近年の日本のホタテ貝の漁獲量・生産量の概算は次の通りとなっています。

天然漁獲量 約342,500トン
養殖生産量 約151,000トン
合計 約493,500トン

北海道は天然漁獲量のほぼ100%に近いシェアで、2位の青森県は 0.1%。養殖の生産量は概算で青森県の約82,000トン(54%)がトップで、2位の北海道は約64,000トン(42%)となっています。

世界では2022年のホタテ貝の漁獲量・生産量の概算は中国が1位で約1,792,000トン、日本は約512,000トンで2位となっています。

宇和島屋でも、米国東海岸産の大きいサイズ(1個あたり平均45グラム以上)の冷凍天然物を解凍販売しています。甘みもあり、非常に美味で、刺身でもいけます。海産物をあまり食べない欧米人も、ホタテ貝は好んで食べるようです。また、青森県産のボイルホタテ貝むき身(養殖冷凍品)、フィリピン産のベイビーホタテ貝むき身(養殖解凍品)も販売していますので、合わせてご賞味下さい。

『お魚豆知識』 は、宇和島屋鮮魚部の沖良三さんが発行している 『Seafood Newsletter』 の一部です。宇和島屋の入荷商品やおすすめ商品の情報が満載ですので、ぜひご購読ください。お申し込みは seafoodnews@uwajimaya.com まで、日本語でどうぞ。

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