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マンボウ (Sunfish、Headfish、ハワイ名:Opah、分類: フグ目マンボウ科)

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全世界の温帯から熱帯海域に棲息し、日本では北海道以南の各地で見られるマンボウ。全長は3メートル、体重は50~60キロとにもなりますが、皮が厚く、肉の量は多くありません。尾びれはなく、尾びれのように見えるものは「ひれ舵(かじ)びれ」と呼ばれる、背びれと尻びれの後部が上下につながった、マンボウ類に独特なものです。体の後ろ半分を切り落としたようなその奇妙な体形のため、宇和島屋でもハワイから空輸し、お客様向けに飾りとして利用することもあります。

ハワイではこのマンボウを目的とする漁業は無く、マグロ延縄船によるマグロとの混獲により水揚げがあります。日本でも専門漁はなく、定置網で晩春から夏に獲れ、船上や漁港で解体されます。その身は軟らかく淡白な白身で、刺し身、また酢の物としては非常に美味。切り身にされ、味噌漬けなどで販売されることもあります。腸は塩蔵されたりしますが、野菜と煮付けたりもします。また、マンボウの肝和えは病みつきになるくらい旨いそうです。ちなみに、その作り方は下記のとおりです。

1)マンボウの肝・酢・砂糖・酒で肝みそを作る。
2)マンボウの身を食べやすい大きさに切る。
3)肝みそで和える。

残念ながら、宇和島屋では最近、マンボウを丸ごと入荷することはありませんが、ハワイ系のお客様向けに切り身で仕入れています。バター焼きにし食べるようです。

掲載:2007年5月

『お魚豆知識』 は、宇和島屋鮮魚部の沖良三さんが発行している 『Seafood Newsletter』 の一部です。宇和島屋の入荷商品やおすすめ商品の情報が満載ですので、ぜひご購読ください。お申し込みは seafoodnews@uwajimaya.com まで、日本語でどうぞ。

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