シアトルでは1980年代にバラードで初のマイクロブルワリーが誕生し、さらにここ数年、より小規模でクラフト感あふれる新たなブルワリーが続々と登場しています。いまやマイクロブルワリーのメッカとなったバラードでは、倉庫や醸造所の片隅に設けられたテイスティングルームをはしごし、醸造したてのビールを飲み、最新作を試飲し、様々なタイプを飲み比べるというアクティビティが注目を集めています。こだわりを持ったビール職人が手がける少数精鋭のビールを求めて、バラードのマイクロブルワリー巡りに出かけてみましょう。
ほとんどのテイスティングルームやタップルームでは食べ物の持ち込みを奨励しています。お気に入りのつまみやレストランのテイクアウトを持参してもいいですし、日替わりでやってくるフードトラックを利用することもできます。営業は木曜~日曜の夕方からという店舗が多いですが、お出かけの際はウェブサイトやSNSでご確認を。
1. Reuben’s Brews
全米各地のビール試飲会で受賞歴のある「ルーベンズ・ブルー」。2012年に新しいタップルームをオープン。フードトラックが日替わりで訪れる。
【公式サイト】 www.reubensbrews.com
2. NW Peaks Brewery
登山家ケビン・クライン氏が始めたナノブルワリー「ノースウエストピーク・ブルワリー」。製品名はすべてシアトル周辺の山頂(peaks)の名前から付けられている。2014年12月にオープンしたタップルーム「ベルグシュルント」では、時々アウトドア講座も行われる。
【公式サイト】 www.nwpeaksbrewery.com
3. Hilliard’s Beer
2011年10月にオープンした缶詰めクラフトビールの「ヒリアーズ・ビール」。毎週土曜日にはテイスティング・スペースにフードトラックが訪れる。カウンターカルチャー・コーヒーのスタンドも併設(昼間のみ)。子どもも犬も歓迎。
【公式サイト】 www.hilliardsbeer.com
4. Peddler Brewing
自転車とビール好きの2人が、2013年にオープンしたブルワリー&テイスティングルーム「ペドラー・ブルーイング」。アウトドアパティオ、自転車ラック、屋内駐輪スペース、自転車調整コーナーもあり、サイクリスト御用達のスポット。
【公式サイト】 www.peddlerbrewing.com
5. Stoup Brewing
2013年10月、科学者・食いしん坊・ビールオタクの3人が夢を実現してオープンした「ストゥープ・ブルーイング」。老若男女のたまり場となっているパティオがあり、フードトラックも訪れる。
【公式サイト】 www.stoupbrewing.com
6. Populuxe Brewing
どちらかといえばフリーモント寄りにある「ポピュラクシェ・ブルーイング」。ベスト・ビアガーデンと言われる、こじんまりとした心地よい空間がウリ。時々ライブミュージックも行われる。
【公式サイト】 www.populuxebrewing.com
7. Lucky Envelope Brewing
2015年5月にオープンしたばかりの最新ブルワリー。オーナーは東海岸出身の中国系アメリカ人で、店名「ラッキー・エンベロープ・ブルーイング」は、幸運の象徴「紅包(中国の祝儀袋)」から。
【公式サイト】 www.luckyenvelopebrewing.com
8. Bad Jimmy’s Brewing
2013年12月オープン、「ヘイルズ・エール」の目と鼻の先の黒い倉庫内にある「バッド・ジミーズ・ブルーイング」。日曜日から木曜日の夜10時以降は、「ハッピーアワー」ならぬ「サッドアワー(寂しい時間)」として、パイントが3ドルになる。
【公式サイト】 www.badjimmysbrewingco.com
9. Hale’s Ales & The Palladium
全米クラフトビールの草分け的存在で、1983年にセントラル・ワシントンで設立、1995年にバラード・ブルワリーの仲間入りをした「ヘイルズ・エール」。食事のできるパブレストランを併設し、食べ物の評判も高い。
【公式サイト】 halesbrewery.com
10. Maritime Pacific Brewing & The Jolly Roger Taproom
1990年にオープンした元祖バラード・ブルワリーのひとつ「マリタイム・パシフィック・ブルーイング」。パブでは食事もでき、スライダー(ミニ・バーガー)が人気。
【公式サイト】 maritimebrewery.com