The Rocket
ベルタウンの余剰品販売店で売られていたロケットがベース
1950年製のこのロケットは、ベルタウンの余剰品販売店で売られていたもの。フリーモント・ビジネス協会(Fremont Business Association)が出資し、ロッドマン・ミラーさんがネオン部分、ジョン・ホーグさんとジョン・ヘギナンさんが金属部分とペイント、そしてクエンティン・リックライターさんが壁に雲と星雲を描き、1994年に完成した。そばにあるコイン入れにお金をいれると、ロケットのネオンがピカピカと光り、今にも飛んでいきそうな音を立てる。
【所在地】 35th Street North と Evanston Avenue の交差点
【作者】 Rodman Miller, John Hoge, Jon Hegeman, Quentin Lickliter
【制作年】 1994年
(掲載:2011年11月)
Massive Troll
高さ18フィート、大きな手でフォルクス・ワーゲンのビートルを握りつぶす
フリーモントの住宅街の一角にある、巨大なトロルの彫刻。1989年にフリーモント・アーツ・カウンシルが、「もっと想像力をきかせたものを」と、全米からアイデアを公募し、フリーモント・フェアで人気投票を実施したところ、このトロルの作品が大差で選ばれた。制作には7週間かかり、1990年に完成。大きな左手で “上を通るオーロラ・ブリッジからつかみ取った” という本物のフォルクスワーゲンのビートルを握りつぶしており、左目にはビートルのハブキャップが使われている。高さ5.5メートル(18フィート)のこの作品には誰でも登ることができる。2005年にはこのトロルの前から North 34th Street に続く道が Troll Avenue に改名された。
【所在地】 North 36th Street の北側、オーロラ・ブリッジの下
【作者】 Steve Badanes, Will Martin, Donna Walter, Ross Whitehead
【制作年】 1990年
(掲載:2011年11月)
Waiting for the Interurban
地域の住民が誕生日や記念日にさまざまなデコレーションを施すことで有名
フリーモント・ブリッジのそばにあるこの像は、路面電車インターアーバンを記念し、1978年に造られた。地域の住民が毎日さまざまなデコレーションを施しており、誕生日や記念日などにはこの像に飾り付けをしてプレゼントにするなど、シアトルのユニークな伝統の 1つとなっている。立っている人たちの足元にいる1匹の犬は、人間の顔をしているが、これはこの作品を作った彫刻家が、当時 “フリーモントの市長” と呼ばれていた人物とこの彫刻のことで争っていたため、その人物の顔を犬に使ったと言われている。
【所在地】 34th Street North と Fremont Avenue North の角
【作者】 Richard Beyer
【制作年】 1979年
(掲載:2011年11月)