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シアトルの「SoDo(ソードー)」を楽しむ10のスポット

シアトル・マリナーズの本拠地、T-Mobile Park やスターバックス本社のあるエリアとして馴染み深い「ソードー」(SoDo: South of Downtown)。コロナ禍を経て、巨大なブルワリーレストラン、アートギャラリーや倉庫型ショップなどを中心に、トレンディなお店が戻りつつあります。

メジャースポーツを観戦する
Lumen Field & T-Mobile Park(ルーメン・フィールドと T-Mobile Park)

T Mobile Park
Lumen Field

シアトルには野球、アメリカンフットボール、男子サッカー、女子サッカー、女子バスケットボール、アイスホッケーのプロのスポーツチームがありますが、ソードーにはサッカーのサウンダーズと OL レイン、アメリカンフットボールのシーホークスの本拠地ルーメン・フィールド、そして野球のマリナーズの本拠地 T-Mobile Park が並んでいます。

客席数は、ルーメン・フィールドが68,000席、T-Mobile Park が47,929席。

この二つのスタジアムは、スポーツの試合に加え、食のイベントやホリデーイベント、コンサートや大学の卒業式など、さまざまなイベントの会場にもなる、多目的施設です。

シアトルでのマリナーズ観戦についてはこちらでご覧ください

シアトルのクラフトビールとアメリカ料理とスポーツ観戦堪能できる
Hatback Bar & Grille(ハットバック・バー&グリル)

マリナーズの本拠地 T-Mobile Park の向かい側にある、にぎやかなレストラン&スポーツバー。店内に一歩入ると、吹き抜けの天井に、大きな窓から自然光がたっぷり入る、巨大なスペースが広がります。シアトルで1944年から2年のみ活動した黒人リーグのチーム 『シアトル・スティールヘッズ』 を描いた壁画で野球の歴史を伝え、どの席にすわってもスポーツの試合放送を見られるよう、合計20台のスクリーンが設置されており、ファンが集まってスポーツ観戦するというアメリカ文化にどっぷりつかることができます。

アメリカの定番をワンランクアップさせたハンバーガーやフレンチフライズ、ホットウイングなどに加えて、いろいろな国からの移民の多い北西部らしく、燻製したロックフィッシュのディップ、ツナのタルタル、白豆のハマス(フムス)、コチュジャンを使った韓国風BBQチキンウィング、全米各地に出荷されているムール貝の一種ペン・コブ・マッスル(Penn Cove Mussels)のココナッツカレー煮、味噌とバーボンのソースをかけたソッカイサーモン(紅鮭)のグリル、特注ピザオーブンで薪で焼いたピザなど、チョイスも豊富。ベジタリアンのチョイスもあります。

レストランに隣接する『Steelheads Alley』(スティールヘッズ・アレー)は、シアトル・マリナーズと米国内でも数少ない黒人経営のブルワリー『Métier Brewing Company』(メティエ・ブリューイング・カンパニー)がパートナーシップを結んだブリューパブ。かつてシアトルでプレーしていた黒人野球チームの『Seattle Steelheads』と、ニグロ・ベースボール・リーグ(※)を称える壁画を見ながら、メティエのカスタムメイドの生ビールを味わってください。
※この記事ではリーグの呼称を紹介するため、差別用語に当たる「ニグロ」を使用しています。

アメリカンシングルモルトウイスキーで超人気の蒸留所
Westland Distillery(ウエストランド・ディスティラリー)

2010年にシアトルで創業した 『Westland Distillery』 は、アメリカンシングルモルトウイスキーで超人気の蒸留所(ディスティラリー)。ワシントン州産の大麦を使ったウイスキーは、国内外のさまざまな賞を受賞し続けています。

ディスティラリーのツアーでは、ウイスキーの科学やウイスキー産業の歴史が学べます。参加費$20。所要時間90分(ツアー45分、テイスティング45分)。オンラインでの予約が必要です。テイスティングは21歳以上のみ。10~17歳の子どもが参加する場合は、子ども1人につき大人1人が同伴する必要があります。10歳未満は参加できません。テイスティングルームでは、6種類のウィスキーのほか、カクテル、サラミやシアトル産チーズの盛り合わせなどのおつまみが味わえます。

スターバックス本社1階
Starbucks Reserve Store(リザーブ・ストア1号店)

世界にカフェを展開するスターバックスの本社に2018年にオープンしたリザーブ・ストア。特別な豆を好みの淹れ方で味わえるコーヒー・バー、ミラノ発のベーカリー 『プリンチ』、イタリアのアペリティーボやカクテルが味わえるミクソロジー・バー、いろいろなグッズの販売店が併設しています。詳細はこちら

テキサス・スタイルのバーベキュー
Jack’s BBQ(ジャックス・バーベキュー)

シアトルの肉好きの間で「シアトルの No.1 バーベキュー」という声もあがる Jack’s BBQ。低温でゆっくり燻製した、本場テキサス・スタイルのバーベキューです。オススメは 『BBQ Plates with 2 Sides』 で、特に Brisket(むね肉)が人気です。コールスロー、チリ、ポテトサラダ、コロラドグリーンなどから2種類のサイドを選べます。

その他の SoDo 肉スポット

シアトルのサンドイッチといえば、独特のスパイスが効いたカリビアン・サンドイッチの『パセオ』を思い浮かべる人も多いはす。その SoDo 店は、フリーモント店と比べゆったりとしています。また、平日ランチタイムのみオープンのバーベキュースタンドの Pecos Pit Bar-B-Que もお忘れなく。限られた営業時間なのに30年以上人気を保っています。2016年にウエスト・シアトルに2号店をオープンし、夕方や休日も営業しているので、利用しやすくなっています。

ライブハウス
Showbox SoDo(ショーボックス・ソード―)

Showbox SoDo は、2007年に倉庫を改装してオープンしたライブ会場。これまで、ONE OK ROCK、Kid Rock、Heart、The Pogues、M.I.A.、The Hives、Dropkick Murphys などがライブを開催してきました。ダウンタウンにある The Showbox の系列で、マリナーズの本拠地 T-Mobile Park のすぐ南にあります。

ヴィンテージ・ファッションや再生材料を使ったクラフトも
Sodo Flea Market(ソードー・フリマ)

©Sodo Flea Market

毎月第2土曜日に行われる SoDo Flea Market。家具やインテリア販売店の多いこの地域で、2016年から始まったフリーマーケットです。ヴィンテージ・モールの経営者とマルチメディア・アーティストが中心となり開催し、ヴィンテージ・ファッション、再生材料を使ったクラフトなどが販売され、フードトラックやドリンクトラックも訪れます。Living Computers Museum + Labs 周辺で、一年を通して開催(1月を除く)。

アウトドアギアのショッピング

シアトルのブランド、OR(Outdoor Research)の本社ビルにある販売店は、直営店ならではのセールも魅力。また、数年前に改装し、西部劇の世界を感じさせるアメリカンなブランド Filson も要チェック。詳しくはこちら

人気ベーカリーのカフェ
Macrina Bakery Cafe(マクリナ・ベーカリー・カフェ)

シンプル&オーガニックがウリのローカルベーカリーとして、定評のある Macrina Bakery。ソードー店で2016年まで稼働していたパン工場が手狭になったため移転しましたが、同直営店の中でも一番人気のカフェはそのまま営業中です。自然光がたっぷり入る大きな窓など、エネルギーの有効利用を考えたグリーンな建物としても認定されています。

リサイクル製品を量り売り?

ご存知、全米に広がる巨大リサイクルショップ「グッドウィル」は、NPO が主催し、服、食器、おもちゃなど、雑多な日用品が勢揃いします。そのシアトル本部が、こちら Goodwill Bin。通常店舗と違うのが、衣類やおもちゃを量り売りしているところ。ちょっとユニークな買い物体験ができますよ。

更新:2023年6月 文:編集部・渡辺菜穂子

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