シアトル地域では自主的に結成された合唱団が多く活動していますが、日本語の歌を中心に歌う合唱団もあります。こうした合唱団は、日本語の歌を聴く機会を増やし、日本文化や音楽の魅力を共有することに加え、合唱の楽しさや感動を伝える役割も果たしています。興味を持った方は、ぜひお近くの合唱団を見学してみてください。
Echo Chorus エコーコーラス（ベルビュー）
1990年に歌が好きな主婦8名で始まった女声三部合唱団。駐在員から永住者、20代からシニア世代まで、さまざまな方が音楽を通して繋がることができる、楽しく大らかなコーラスグループです。レパートリーは幅広く、日本の童謡・唱歌、合唱曲、ポップス、映画やアニメの挿入歌、ときには英語やラテン語の歌も歌うことも。小学校や高齢者ホームで歌ったり、地域の日本関連のイベントに出演したりすることもあります。最近の演奏や2021年のバーチャルコンサートは YouTube でご覧ください。メンバーは常時募集中。コーラスの経験がなくても、優しい先生に発声法から丁寧に指導してもらえます。見学・体験も歓迎ですので、お気軽にご連絡ください。
Evergreen Glee Club エバーグリーン・グリー・クラブ（シアトル）
コーラスを楽しみたいという7人の有志が2007年に結成した、男声4部合唱団。日本語の歌やアニメソングに加え、世界の音楽など、コンセプトを基にした選曲方式を採用し、幅広い支持を得ています。多くのレパートリーは、アカペラやピアノを伴いますが、ギターやベースギターなどの楽器や、女声ソプラノとのコラボレーションなど、既成の枠にとらわれない楽曲編成も得意。アメリカにありながら日本語の歌を得意とする男声コーラスグループ、というとてもユニークなグループであることから、シアトルを代表するイベントである、サクラコンでのステージ･パフォーマンスや、シアトル・マリナーズの試合前の国歌斉唱といった、特別な場所でのパフォーマンスをこなすこともあります。
Cabin Choir キャビン・クワイアー（ベルビュー）
ある保育園のママさんコーラスをきっかけに、2018年にベルビューで発足したアットホームな雰囲気の女声コーラスグループ。その保育園の卒園生から、卒園生の保護者、そしてさらに上の世代までが参加し、日本語の歌を中心に、英語の歌も歌う、年齢層の幅広いグループとして活動しています。練習は月1回なので、忙しい毎日を過ごしているメンバーもストレスフリーで楽しく参加できるのがポイント。東日本大震災後、音楽を通して復興支援活動をする Songs of Hope（SOH）主催の震災メモリアルイベント、クリスマスソングをアカペラで歌うシアトルのダウンタウン恒例イベント『Figgy Pudding』にも参加したりしています。メンバーは随時募集。歌を歌うことで、解放された癒しの時間を一緒に過ごしたいという方は、ぜひご参加ください。親子での参加も大歓迎。
Sound Singers サウンドシンガーズ（リンウッド）
“Building Friendship Through Music” をモットーに、歌を愛し、仲間と楽しみながら音楽のすばらしさを届けている、シアトル唯一の日本語混声合唱団。2009年に発足して以来、日本語の歌に加え、英語、フランス語、ラテン語で、J ポップ、ジブリ、唱歌 、クラッシック、カントリーなど、さまざまなジャンルの歌に挑戦し、日本に関する文化イベント、アダルトホームの慰労訪問、東日本震災後のメモリアルイベントなど、さまざまな場で歌を披露しています。2023年1月からソプラノ歌手の田形 ふみ先生をディレクターに迎え、声のクオリティのステップアップを目標に、さらに磨きがかかった合唱団を目指して邁進しています。
