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誰でも無料で自由に借りられる 『Little Free Library』

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Little Free Library

2009年にウィスコンシン州のハドソンという田舎町で始まり、世界最大規模のマイクロ・ライブラリーに成長した 『リトル・フリー・ライブラリー』。

トッド・ボルさんが教師で本好きだった母親をしのんで、近所の人たちと本を交換できればと、家の前に巣箱型の本箱を設置して本を置いたのが始まり。無料で、何冊借りてもよく、返却期限もなく、誰でも自由に借りられ、誰かとシェアしたい本を寄贈するシステムはコミュニティにすぐに受け入れられ、今年4月の時点で全米50州・世界70カ国以上で2万5千ヶ所以上に設置されています。2015年にはその歴史や哲学、さまざまなライブラリーの写真を満載した書籍も出版されました。

リトル・フリー・ライブラリーを始めるのは簡単。合法的かつ誰でもアクセスできる設置場所を見つけたら、巣箱のようなライブラリーを作ります。オンラインのパターンを使って自作することもできますし、ライブラリーそのものを購入することもできます。正式に『リトル・フリー・ライブラリー』に登録されたら、自分のライブラリーのスタートです。

シアトル・タイムズのブック・エディター、マリー・アン・グウィンさんも、そんなリトル・フリー・ライブラリーを運営している一人。その体験を書いたコラムの読者にも体験記を送ってほしいと呼びかけたところ、複数のオーナーの体験記が集まっています。

Little Free Library

公式サイトの地図で検索してみると、徒歩で歩ける環境にあるシアトル市内には、実にたくさんのリトル・フリー・ライブラリーがあります。しかし、残念なことに、車移動が中心の郊外はとても少ないですね。

日本の市町村では鳥取市が同じような設置方法で取り組んで成功しているようです。また、やり方は異なりますが、本をシェアするマイクロ・ライブラリーの動きが進められており、次のような書籍も刊行されています。

掲載:2015年8月



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