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芸術の秋を満喫!シアトルで楽しむオペラ・バレエ・シンフォニー

8月から6月は、シアトルの舞台芸術シーズン! シアトルのメジャーな芸術団体による公演で、贅沢な大人時間を過ごしてみませんか?シアトルでは、ドレスアップしてもカジュアルな服装でも、気軽にパフォーミングアーツを楽しめるのが魅力のひとつです。オペラやバレエ、演劇など、多彩な公演が年間を通じて行われるこの時期をぜひ堪能してください。チケットはオンラインで購入できます。

シアトル・シンフォニー:グラミー賞も受賞している交響楽団

ホームシアターのベナロヤホール

最初の公演は1903年という、114年の歴史を誇る交響楽団。これまで150近くのレコーディングを行い、二つのグラミー賞、21のグラミー賞のノミネーション、二つのエミー賞など、さまざまな賞を受賞し、高く評価されています。

9月から7月までのシーズンには、たくさんの公演があります。それほど詳しくない場合は、作曲家や楽曲、共演するソリストなどを見て選ぶのがおすすめ。

ホーム・シアター

ホームシアターは、ダウンタウンにあるベナロヤ・ホールです。1998年にオープンし、シアトル・シンフォニーの本拠地として、クラシック音楽や現代音楽、特別イベントなど、さまざまな公演が行われています。建築家クリスチャン・ソッティレのデザインによる現代的なスタイルで、ガラスと花崗岩の外観が印象的。劇場内は温かみのある木調でまとめられ、2500席を誇るS. マーク・テイパー財団オーディトリアム、500席収容のイルズリー・ボール・ノードストローム・リサイタルホールが揃っています。

劇場内にカジュアルな食事が楽しめるカフェがあり(カフェは開演2時間前、ロビーにあるバーは開演75分前に開店)、また、周辺にもいろいろなレストランが営業しています。

Benaroya Hall ベナロヤ・ホール
200 University Street, Seattle
駐車:地下有料駐車場、路上駐車
ライトレール:Symphony Station 下車 徒歩1分
【公式サイト】 www.seattlesymphony.org

パシフィック・ノースウェスト・バレエ:世界的な振付家による作品をラインアップ

The Nutcracker<br>©︎ Pacific Northwest Ballet

1972年に創設され、今年で創立50周年を迎えたパシフィック・ノースウェスト・バレエは、米国内だけでなく国際的にも高く評価されるバレエ団。これまで何度も上演されてきた人気作品に加え、同バレエ団初演の作品や世界初演の作品も上演するなど、常に挑戦を続けています。

2024/25シーズンは、クラシックとコンテンポラリな作品を融合させた多彩なプログラムが用意されています。開幕公演は『The Times Are Racing』(9月20日〜9月29日)で、エネルギッシュなシーズンの幕開けを感じさせてくれます。続いて、『All Balanchine』(11月1日〜11月10日)では、振付家ジョージ・バランシンの独特なスタイルを堪能させる代表作がラインアップ。ホリデーシーズンには、定番の『The Nutcracker(くるみ割り人形)』(11月29日〜12月28日)が上演され、ひとときの夢のような世界が展開します。新年には、古典バレエ『The Sleeping Beauty(邦題:眠り姫)』(1月31日〜2月9日)、現代舞踊の新しい形『Emergence』(3月14日〜3月23日)、愛と運命のドラマを描くコンテンポラリ作品『Roméo et Juliette(邦題:ロミオとジュリエット)』(4月11日〜4月20日)と続き、シーズンの締めくくりには、5月30日から6月8日まで『Director’s Choice』が上演され、ディレクターのピーター・ボール氏の選りすぐりの作品が上演されます。

パンデミック中に始まったデジタル配信が継続されています。

ホーム・シアター

ホームシアターは、クイーン・アンにあるマリオン・オリバー・マッコウ・ホールです。2003年にオープンした劇場で、客席数は約2900席。優れた照明や音響システムを備え、パシフィック・ノースウエスト・バレエとシアトルオペラの本拠地として、年間を通じて多彩なパフォーマンスが行われています。

開演前に劇場内のレストランや周辺のレストランで食事をする場合、予約するのがおすすめです。途中休憩(インターミッション)では劇場内のレストランやコンセッション(売店)はかなり込み合うので、前もってドリンクや軽食を注文しておくと、インターミッションが始まってすぐにいただくことができます。コンセッションで Intermission Pre-Orders について聞いてみましょう)。各階のロビーには、セルフサービスのコーヒースタンドで1杯2ドルのコーヒーも用意されています。

McCaw Hall マッコウ・ホール
305 Harrison Street, Seattle
駐車:有料駐車場、路上駐車
【公式サイト】 pnb.org

シアトル・オペラ:古典からモダンまで、新ディレクターの下で挑戦を続ける

©️ Seattle Opera

1963年に設立されたシアトル・オペラは、米国を代表するオペラ・カンパニーの一つ。特にワーグナー・オペラの上演には定評があります。

オペラ歌手が台詞をすべて歌いながら演技をして物語を進行するオペラ。マイクも使わず、豊かな声量で歌い上げながら物語が展開していきますが、あらすじはあらかじめ読んで知っておくのがおすすめ。舞台当日は、その物語がどのようにプロデュースされているかを観て、じっくり味わいましょう。フランス語やイタリア語、ドイツ語、英語など、どんな言語の舞台でも、舞台上にある電光掲示板に英語字幕が表示されます。

2024/25シーズンは、新作から名作まで多彩なラインアップが魅力です。開幕公演は、ルッジェーロ・レオンカヴァッロ作曲の『Pagliacci(邦題:道化師)』(1892年初演)。テノールのアリア『Vesti la giubba』が有名です。10月の公演は、アフリカ系アメリカ人の霊歌を世界に広めて音楽史の流れを永遠に変えた黒人歌手グループの物語を描いた『Jubilee』。オペラ『Blue』が高評価を受けたタズウェル・トンプソンが演出を手掛けています。続いて、新作の『Lucidity』や、ユーモア溢れる『A Very Drunken Christmas Carol』が登場。ヘクター・ベルリオーズの壮大な『Les Troyens in Concert(邦題:トロイアの人々)』は、コンサート形式で上演されます。モーツァルトの『The Magic Flute(邦題:魔笛)』は、大人気作品の一つです。さらに、テノール歌手フレディ・バレンタインとピアニストのクナル・ラヒリによるコンサートも楽しめます。シーズンの締めくくりは、プッチーニの名作『Tosca(邦題:トスカ)』で、愛と嫉妬、政治的陰謀が織りなすドラマチックな物語が展開されます。

ジェネラル・ディレクター

現在のジェネラル・ディレクターはドイツ・ハンブルク生まれのクリスティーナ・シェッペルマン氏。2019年8月に就任しました。2024年末にシアトル・オペラとの契約を終了し、翌年1月からブリュッセルのラ・モネ/デ・ムントの総監督兼芸術監督に就任します。

シェッペルマン氏の後任で、2024年9月4日に着任した次期ジェネラル・ディレクター兼芸術監督は、ジェームズ・ロビンソン氏。シアトル・オペラの61年の歴史の中で5人目のジェネラル・ディレクターとなります。2008年からセントルイス・オペラ・シアター(OTSL)の芸術監督としてさまざまな新しい試みを行ったほか、演出家として世界の主要劇場で75以上の新演出を手掛け、30以上の世界初演を演出した人物です。

ホーム・シアター

ホーム・シアターは、シアトル・センターにあるマリオン・オリバー・マッコウ・ホール(パシフィック・ノースウェスト・バレエと共用)。客席からは見えない舞台下にいるオーケストラによる生演奏も楽しめます。

途中休憩(インターミッション)では劇場内のレストランやコンセッション(売店)はかなり込み合うので、前もってドリンクや軽食を注文しておくのがおすすめ。コンセッションで Intermission Pre-Ordersをしましょう。グランド・ロビーのワイン・ビストロでは、全米第2のワインの産地であるここワシントン州のワインが揃っています。各階のロビーには、セルフサービスのコーヒースタンドで1杯2ドルのコーヒーもあり。

McCaw Hall マッコウ・ホール
305 Harrison Street, Seattle
駐車:有料駐車場、路上駐車
【公式サイト】 www.seattleopera.org

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