Tom Bihn
機能性とデザイン性を兼ね備えた鞄や小物を販売する 『トム・ビン』。
オーナー兼デザイナーのトム・ビンさんは、幼い頃からアウトドア活動が好きで、1990年代に自分でアウトドア用の鞄を作り始めたそう。そんなトムさんのデザインする鞄は丈夫で使いやすく、ウォーター・プルーフのため自転車通勤の人にもおすすめ。毎日使っても飽きがこないよう、デザインや配色も工夫されています。
ラップトップ用の鞄やバックパックなど、用途に合わせてさまざまな種類がありますが、特に人気があるのは旅行用の手持ち鞄。ポケットがたくさんあるので、細々とした物の整理にも困りません。「最近は荷物を預けるのに手数料がかかることもあるので、このような機能的な手持ち鞄の需要が増えています」とトム・ビンさん。
コストより質を優先し、鞄は全てシアトルの自社工場で製作。販売は基本的にオンラインのみですが、併設されたショールームで実物を見ることができます。
Tom Bihn
【住所】4750 A Ohio Ave S, Seattle(地図)
【電話】(360) 452-0115 または 1 (800) 729-9607
【公式サイト】www.tombihn.com
Wooly Bison
味のあるビンテージの革や布をつなぎ合わせ、1点ものの鞄を作る 『ウーリー・バイソン』。オーナー兼デザイナーのイングリッド・ロウさんは、シアトル・セントラル・コミュニティ・カレッジでアパレル・デザインを専攻した後、就職した鞄会社 『R.E.Load Bags』 で身に付けた技術を生かし、余った切れ端を再利用した鞄を作ることを思いついたそうです。
最も人気があるのはバックパックや小さめのメッセンジャー・バッグ。お気に入りの布や思い出の布を提供すればデザインに取り入れてもらうこともできるので、贈り物などにもおすすめ。
Wooly Bison
【公式サイト】www.woolybison.com
Alchemy Goods
自転車のチューブを再利用した斬新なデザインで、日本でも人気を集めている 『アルケミー・グッズ』。
高校時代にアウトドア用品や衣類の作り方を学んだというイーライ・ライチさんが、余っていた自転車のチューブでオリジナルの鞄を自作したことがきっかけで誕生しました。丈夫で軽く、雨や汚れに強いので、普段使いにぴったり。ストラップには自動車のシートベルトが使われているので、肩への負担もかかりません。
今では定番のメッセンジャー・バッグのほか、女性向けの鞄や財布などの小物、ベルトなども揃っています。商品名が 『Union』 や 『Georgetown』 などといったシアトルの地名になっているのもユニーク。
品質保証もしっかりしているので、購入後も安心。オンラインのほか、シアトルでは各地の店でも購入できます(公式サイトで取扱店の一覧を参照)。
Alchemy Goods
【公式サイト】alchemygoods.com
thezakka
丸みを帯びたユニークな形やポップなデザインが魅力的な、がま口バッグや小物を展開する 『thezakka』。デザイン・製作を手がけるカークランド在住のグラフィック・デザイナー、 Aiko Tanaka さんは、「誰かのためのデザインではなく、自分自身が欲しいと思えるものを形にしたい」という思いでデザインやアイデアを練ったとそうです
特に人気があるのはサングラス・ケースとジュエリー・ケース。サングラスの形に合わせたサングラス・ケースは小物入れや化粧ポーチとしても使える上、クッション付きのジュエリー・ケースも指輪を通したりイヤホンを巻き付けたりできるので便利。
1点ものの商品もあり、カスタム・オーダーも受け付けています。「今は世界中から厳選した布地を使っていますが、今後は私がデザインした布地を取り入れた商品も販売していく予定です」と Aiko さん。オンライン・ショッピング・サイト 『Etsy』 やバラードの 『Venue』 で販売しているので要チェックです。
thezakka
【公式サイト】www.etsy.com/shop/thezakka
『Twilight』 ベラのバッグ
2008年に公開されてから半年で米国だけで1億9千100万ドルの興行収入を記録した映画 『Twilight(邦題:トワイライト ~初恋~)』。ステファニー・メイヤー原作の4部作の第1部を美男美女の俳優を起用して映像化し、たくさんの女の子の心をわしづかみにしたことは記憶に新しい。
その映画 『トワイライト』 で主人公のベラ(クリステン・スチュワート)が日常的に使っていたこげ茶色の皮製バッグは、シアトルはフリーモントのグラフィック・アーティスト、アンジー・ボウルズさんが手がけたもの。このバッグが世界中で大ヒットした映画 『トワイライト』 で主人公ベラのバッグとして使われることになったのは偶然からでした。バラードの人気ブティック 『Velouria』 が販売していたアンジーさんのこのバッグを、小道具アシスタントが「制作中の映画で使えそう」と購入していったのが2007年。それが「プロデューサーが求めていたものとマッチした」と連絡を受けたアンジーさんはそこで初めて 『トワイライト』 の映画に使われると知ったそうです。でも、『トワイライト』 を知らなかったアンジーさんはそれを気にも留めず、その後も自分の会社 『Stitch and Swash』 の名前で同じバッグを作り続けましたが、公開された映画のさまざまなシーンでそのバッグが登場していることにビックリ。改めて 『Bella’s Bag』 と名づけ、オンライン・ストア 『Etsy』 で売り出したところ注文が殺到し話題になりました。
2009年に公開されたシリーズ第2弾 『ニュー・ムーン』 にも登場しているこのバッグはすべて手作り。
Stitch and Swash
【公式サイト】www.stitchandswash.com
更新:2019年12月