お土産にもおすすめ！シアトル発の本

Book Larder（料理本・料理雑誌）

フリーモントに2011年10月にオープンした 『ブック・ラーダー』 は、料理や食に関する本や雑誌の専門店。2,500冊に及ぶ本は食材や調理法によってカテゴリ別に並び、地元のシェフの著書や子供向けの本、手に入りにくい輸入本や古書などが揃っているほか、特別注文も受け付けている。

Microsoft 社に勤めていた頃から全米各地の料理本専門店を訪れるのが楽しみだったというオーナーの ララ・ハミルトンさんは、「シアトルは食文化の豊かな街。料理や食に対して情熱を持った人が多い」と語ってくれた。

店内の大きなキッチンでは、著名人や地元の人気シェフを招いた調理クラスやサイン会を定期的に開催しているので、公式サイトのイベント・カレンダーもぜひチェックしてみよう。

Fantagraphics Bookstore & Gallery（コミック、グラフィック・ノベル）

コミックやグラフィック・ノベルを専門に扱う老舗出版社 『ファンタグラフィックス・ブックス』 が、2006年にジョージタウンにオープンした 『ファンタグラフィックス・ブックストア・アンド・ギャラリー』。

出版社は1976年にメリーランド州で創業し、1989年にシアトルのメープルリーフに移転したが、マネジャーのラリー・リードさんによると、「『ザ・シンプソンズ』 のクリエーターとして知られるマット・グレイニングや 『ブラック・ホール』 で有名なチャールズ・バーンズなどの著名な作家たちがかつてシアトルにいたこともあり、当時シアトルは多くの漫画家に人気があった」そう。最近では 『ピーナッツ』 完全復刻版シリーズなどのヒット作を生み出し、全米で最も影響力のあるコミック出版社のひとつとなっている。

ギャラリーでは同社の本をほぼ全て販売しているほか、原画のコレクションなどの貴重な作品も展示しているので要チェック。毎月第2土曜にジョージタウンで開催されるアートウォークにも参加している。

掲載： 2012年7月