長年にわたりボーイング社をはじめとする航空機産業の一大集積地として発展してきたシアトル。市内近郊には飛行機マニアをワクワクさせるところが一杯です。
米国西海岸では最大かつ最も完成度の高い航空博物館
Museum of Flight (航空博物館)
シアトルの玄関口であるシアトル・タコマ国際空港と、シアトルの中心地であるダウンタウン・シアトルのほぼ中間にある航空博物館。米国西海岸では最大かつ最も完成度の高い航空博物館とされています。到着すると、入口にずらりと並んだ大型の飛行機に圧倒されそう。大統領専用機やコンコルドに乗れるのも魅力。追加料金を払えばスペースシャトルのトレーナーにも乗ることができます。
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【公式サイト】 www.museumofflight.org
飛行機の離着陸を間近で見られる
Boeing Field (ボーイング・フィールド)
航空博物館シアトル市が位置するキング郡の国際空港で、航空博物館に隣接しています。空港から市内に向かう場合は左手に見えます。1時間の有料ツアーに参加すると、航空博物館のボランティアが滑走路をツアーしてくれます。土日午後1時・午後2時30分に出発するので、5分前に集合すること。8歳以上のみ。
【公式サイト】 www.museumofflight.org
飛行機の離着陸を眺めながらワインを味える
Charles Smith Wines/ House of Smith Jet City Tasting Room(チャールズ・スミス・ワインズ)
Food & Wine と Wine Enthusiast によって年間最優秀ワインメーカーに選ばれ、カルト的な人気を誇るチャールズ・スミス氏が2015年7月にオープンしたアーバン・ワイナリー&テイスティング・ルーム。自然光が差し込む大きな窓からは隣接するボーイング・フィールドの滑走路を発着する飛行機がよく見えます。晴れていれば、マウント・レーニアも見えて、お得感あり。[もっと詳しく]
【公式サイト】 houseofsmith.com/visit-us/
世界最大の容積を誇るボーイング工場がある
Boeing Factory Tour (ボーイング工場見学)
ボーイング社のエベレット工場は、シアトルの北約35キロのエベレット市にあります。飛行機マニアなら、ここは絶対に抑えておきましょう。市内から直通の公共交通機関がないので、車を運転しない場合は送迎つきのバスツアーに参加すると効率よく回れます。航空機 747型機、767型機、777型機、そして787型機が製造される様子を見学し、世界最大の容積(4億7,200万立 方フィート)を誇る工場を歩くことができます。工場内は撮影禁止。身長122センチ(4フィート)以上の場合のみ参加可。個人で行く場合、事前に参加予約すると2ドル引きになります。週末や学校の休みにはたくさんの人で混雑しがちなので、事前予約がおすすめです。所要時間は90分。歩きやすい靴でどうぞ。
【公式サイト】 www.boeing.com/company/tours/
飛行機について学べる
Future of Flight (フューチャー・オブ・フライト)
体験型の展示やビデオ、グラフィックやインタラクティブなステーションを通して、飛行機について学ぶならここ。ボーイング工場ツアーに参加しなくても入場できます。デジタル画像で自分だけの飛行機をデザインしたり(完成図は印刷して持ち帰ることができます)、ボーイング社の新型機 『787 Dreamliner』 にも触れることができます。ボーイングのロゴ入りグッズを扱うショップもぜひ。
【公式サイト】 www.boeing.com/company/tours/
民間航空会社の航空機の発着が見られる
Paine Field (ペイン・フィールド)
ボーイング社工場、フューチャー・オブ・フライトに隣接しているスノホミッシュ郡の空港。フューチャー・オブ・フライトの2階にあるデッキから滑走路を見渡すことができ、自由に撮影できます。日本の航空会社の飛行機や、飛行機の部品を運ぶドリームリフターを見かけることもあります。2019年からは民間航空会社が西海岸の主要都市と直行便を運航しています。
【公式サイト】 www.painefield.com
更新:2022年4月