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シアトルの最初のネイバーフッド、パイオニア・スクエア(Pioneer Square)

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シアトルのダウンタウンのすぐ南にあるパイオニア・スクエアは、シアトル市内で最初のネイバーフッド(エリア、地区)として開発が始まったところです。

19世紀後半に建てられたルネッサンス・リバイバル様式の建物、この地に何千年も前から住んでいたネイティブ・アメリカンで「シアトル」の名前の由来となった酋長シアトルの銅像やトーテムポール、第1木曜日のアートウォーク、カフェやレストランで知られています。新しい高層ビルが立ち並ぶダウンタウンから行くと、その雰囲気の違いに驚かされます。

19世紀後半に白人が入植して開発が始まった頃の建築や生活を見るには、アンダーグラウンド・ツアーがおすすめ。海抜が低く、満潮時には道路が浸水するという問題に直面していた当時のシアトルで1889年に起きた火災では、水圧の低さが原因で消火栓が使えず、被害が大きくなりました。この火災がきっかけですべての道路がそれまでの位置から3メートル引き上げられ、元の1階は使われなくなりましたが、1965年からツアーが行われるようになりました。

パイオニア・スクエアのランドマークとして有名なのが、三角の尖がった屋根のスミス・タワー(2nd Avenue と Yesler Way の角)。1914年に建てられたこのビルは、長年に渡って西海岸一の高層ビルとして知られていました。ドリンクや軽食が楽しめる展望台があり、晴れた日はレーニア山まで見渡せるのでぜひ訪れてみてください。

アート・ギャラリーが集中しているエリアとしても人気のあるパイオニア・スクエアでは、毎月第1木曜の午後6時から午後8時にアート・ウォークが開催されています。ギャラリーというと高価な美術品を扱っているせいか、なんとなく高級なイメージがあるため敬遠しがちかもしれませんが、実際はとても気軽に入ることができ、ゆっくり作品を鑑賞するチャンスなのです。ギャラリーのスタッフはとてもフレンドリーなので、質問があれば気軽に声をかけてみましょう。

ユニークなカフェやショップが入居しているグランド・セントラル・アーケードにもぜひ。また、長年にわたりシアトルや日本の飲食業界に関わってきた高橋進さんが経営するレストラン『84 Yesler』もパイオニア・スクエアにあります。食事はもちろん、バーでドリンクだけ楽しむこともできるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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