シアトル美術館(Seattle Art Museum:SAM)は、シアトルのダウンタウンで唯一の美術館。米国北西部の先住民の芸術作品から現代アート、日本美術を含むアジア美術まで、幅広いジャンルの作品が展示され、地元ではその頭文字をとって「SAM」(サム)と呼ばれて親しまれています。
1st AvenueとUniversity Streetの角に設置されているのは、大きなハンマーを振り下ろす迫力ある彫刻『ハマリング・マン(Hammering Man)』。労働者を象徴するこの作品は、シアトルのランドマークとしても知られています。
3つのロケーションでアートを満喫
シアトル美術館は、シアトルのダウンタウンにあるシアトル美術館、海を眺める場所にあるオリンピック彫刻公園、キャピトル・ヒルの丘の上にあるシアトル・アジア美術館という3つのロケーションでアートを楽しめるようになっています。
シシアトル美術館:米国北西部の先住民のアートから、世界中から集められたコレクションや展示品を静かな空間で鑑賞できます。
シアトル・アジア美術館:キャピトル・ヒルの歴史的なボランティア・パークにあるアールデコ様式の建物では、多様なアジア諸国から集められた作品を鑑賞できます。
オリンピック彫刻公園:シアトルの美しいウォーターフロントに位置する彫刻公園。ピュージェット湾とオリンピック山脈の風景とともに、屋外彫刻やアート活動を楽しむための素晴らしい環境が整っています。
シアトル美術館の歴史
シアトル美術館は、1933年にシアトル市内のキャピトル・ヒル地域にあるボランティア・パークに完成したアールデコ調の建物で開館しました。当初はシアトル美術館のメイン・コレクションを展示していましたが、1991年に改築工事を終えたダウンタウンの現在の建物に移転しました(ボランティア・パークの建物は、シアトル・アジア美術館となっています)。現在は140にも及ぶ地域の芸術文化を網羅する美術館に成長し、北西部屈指の規模を誇る収蔵品は2万4千件を超えています。
1991年に改築が終了した部分のデザインを手がけたロバート・ヴェンチュリ氏は、1925年にフィラデルフィアに生まれ、プリンストン大学を卒業した後、ポストモダニズムの理論と作品を先導するアメリカの代表的な建築家になりました。初期の代表著作『建築の多様性と対立性』(1966)や『ラスベガス』(1972)においてポストモダニズムの理論を展開し、1960年代からそれを実証する作品を通して国内外に大きな影響を与えました。初期の代表作品には、1960年代の『母の家』『ギルド・ハウス』、1970年代の『フランクリン・コート』『ディクスウェル消防署』『アレン・メモリアル美術館増改築』などがあります。
2007年に拡張が終了した現在の建物は、Allied Works Architecture が手掛けました。
シアトル美術館のミュージアム・ショップとレストラン
ミュージアム・ショップでは、美術品のレプリカや本、小物などを購入できます。1階にあるレストラン『MARKET Seattle』では、フィッシュ&チップス、チャウダー、クラブロール、ロブスターロールなどが味わえます。