シリーズ「この人に案内してもらうシアトル」の第4回は、写真家のサリーン香也子さん。シアトルに引っ越してくる前はミネソタ州ミネアポリスとテキサス州ダラスに住んでいたそうで、「シアトルは、海もあり、山もあり、日本に気候も似ていて季節の変化もあり、とても気に入っています。引っ越してきて4年半になりますが、まだまだ知らないところがたくさんあり、日々、新しい撮影場所を発見しています」とのこと。そこで、おすすめの撮影スポットや写真関係のお店を紹介していただきました!
シアトルのおすすめ撮影スポット
シアトルの夏は雲ひとつなく晴れてきれいな日が多いですが、ポートレート写真を屋外で撮ろうとすると、目や鼻の下に影ができてしまったり、まぶしそうに目をしかめてしまったりということも。シアトルの冬はカラッとした晴天にはなかなか恵まれないものの、この独特の曇り空で光が均等に行き渡り、優しい写真を撮ることができます。家族写真などを撮るときのおすすめスポットはこちら。
オリンピック・スカルプチャー・パーク
コンテンポラリな彫刻の前や、海や雪山をバックにと、いろいろなパターンを撮ることができます。
アルカイ・ビーチ
場所によってシアトルのダウンタウンを一望できるスポットがあります。
ガスワークス・パーク
レイク・ユニオンをバックグラウンドに。
ケリー・パーク
お天気がいい日は、マウント・レーニアとシアトルのダウンタウンを一望できる人気のスポット。観光客が多いので、早朝や平日がおすすめ。
パーソンズ・ガーデン
ケリー・パークのそばにある、こじんまりとしたガーデン。
ジョージタウン
赤レンガの建物が多く、ラスティックな雰囲気。テキサスなどのカウボーイ・カルチャーを彷彿とさせる面白い場所。
パイク・プレース・マーケット
月並みかもしれませんが、パイク・プレース・マーケットには、ガムの壁や裏道など面白い場所がいくつかあります。
バラード、ゴールデン・ガーデンズ・パーク
ビーチが好きな方にはもってこいの撮影場所。カメラに砂が入らないように気をつけてくださいね。
ワイナリー
全米第2の生産量を誇るワシントン・ワインのワイナリーやテイスティング・ルームが郊外に点在しています。ワイナリーによって、撮影の許可を必要とするところもあるので必ず事前に確認してください。代表格で敷地が大きいのはシャトー・サン・ミッシェル。
カメラ関係のお店
B&H
ニューヨークに店を構えているカメラ、ビデオ器具の専門店。オンラインショップも充実しています。
DP Review
新しいカメラを買いたいけれど、選択に困っているという時に便利なサイト。いろいろな機種が用途や予算別に掲載されています。
Glazer’s Camera
シアトルのサウス・レイク・ユニオンに店を構えているカメラ、ビデオ器具の専門店。「シアトルのビッグカメラ」というところでしょうか。
Glazer’s Camera Rental
Glazer’s Cameraが経営しているレンタルショップ。「こんな器具を使って写真を撮ってみたい!」という時にもってこいです。
おすすめの写真関係のイベント
Creativelive
オンラインで写真関係やデザイン、ビジネスなどいろいろなクラスを提供しています。シアトルとサンフランシスコにスタジオがあり、公式サイトで「ON AIR」をクリックすると、ストリーミング中継されているものや、過去のストリーミングのおすすめをいくつか無料で見ることができます。スタジオ参加も受け付けていて、応募して当選すれば参加可能です。
Glazer’s Camera
カメラ器具など Glazer’s Camera のスタッフや製造会社のスタッフによるクラスを提供しています。
Photographic Center Northwest
ワークショップやレクチャー、短期講習などを通じて、芸術写真の教育を提供しています。
【今回の案内人】サリーン香也子さん(写真家)
子供の頃、母が趣味で使っていた全手動フィルム一眼レフカメラをお下がりでもらい、見よう見まねで撮り始めた。1996年に渡米。fortune50の企業で10年間ファイナンシャルアナリストやマーケティング・プロジェクトマネジャーとして勤務後、念願の写真家になるために脱サラを決意。ウェディングフォトグラファーとして起業し、現在は食べ物と人のポートレイトを主に活動している。シアトル界隈のカフェやコンベンションセンターにて、ファインアートフォトグラフィも展示している。
【公式サイト】 www.kmaestudio.com