映画ロケ地めぐり『Grey’s Anatomy（グレイズ・アナトミー 恋の解剖学）』 シアトルを舞台にした医療ドラマ

全米で長年にわたり人気を誇る医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』。シアトルの大病院『グレイ・スローン記念病院』を舞台に、若手外科医たちの成長と恋愛模様を描きます。2005年に放送が始まり、医療ドラマとして史上最長記録を保持している長寿番組で、2024年にシーズン21に突入しました。

2024年11月21日にシーズン21のエピソード第8回が放送され、一時休止状態となっていました。しかし、シーズン21のエピソード第9回が2025年3月6日午後7時（PT）に放送されることが発表され、現在は第19回まで放送が予定されています。公式サイトはこちら。

あらすじ

著名な外科医を母に持ちながらも、自らの実力で医師としての道を切り開こうと奮闘するメレディス・グレイは、同期の医師たちとの競争や友情、経験豊富な指導医たちの指導のもと、命を救う重圧と向き合いながら成長していく。また、病院内での恋愛や人間ドラマが複雑に絡み合い、感動的なストーリーが展開される。

メレディスはシーズン19の途中でシアトルを離れる展開となりましたが、メレディス役を演じたエレン・ポンピオはナレーターやゲスト出演、製作総指揮という形で引き続き関わっており、完全にドラマを去ったわけではありません。

タイトルの 『Grey’s Anatomy』 はイギリスの解剖学者で外科医だったヘンリー・グレイ（1827-1861）が執筆した有名な医学書 『Gray’s Anatomy （邦題：グレイの解剖学）』 の “Gray” を “Grey” に変えたもの（主人公の名前）。日本でも2006年から放送されています。

ロケ地

グレイ・スローン記念病院は架空の病院ですが、外観として使われているのは、ABC 系列の地元テレビ局 KOMO-TV の本社がある KOMO Plaza（コモ・プラザ）です。

また、作中にはシアトルのランドマークであるスペースニードルやパイク・プレース・マーケットが度々登場し、物語にリアルな息吹を与えています。

病院内でのシーンの大半はカリフォルニア州ノース・ヒルにある VA Sepulveda Ambulatory Care Center で撮影されているほか、屋外での場面はシアトルとよく似ているカナダのバンクーバーで撮影されています。