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オリンピック半島「レイク・クレセント&ソル・ダク:温泉リゾートと湖畔ハイキング」

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レイク・クレセント @dreamstimedreamstime

ポート・アンジェルスから Highway 101 を西へ向かうと、山々に囲まれた静かで神秘的な湖、レイク・クレセントが現れます。氷河湖に起きた土砂崩れによって大きな湖が二つになったとされていて、大きい方がレイク・クレセント、小さい方がレイク・スーザーランドと呼ばれています。

深さ624フィート・幅8.5マイルのレイク・クレセントはマス(Beardslee trout)が釣れることで人気があり、湖岸では水泳・ボート乗り・キャンプ・ピクニック・ハイキングが楽しめます。落差90フィートのマリメア・フォールズという滝にも行ってみましょう。

ネイティブ・アメリカンの伝説によると、クララム族とクイルユーテ族の争いが絶えないことに怒ったマウント・ストーム・キング(現在のレイク・クレセントの東端にある山頂の名称)が頭の岩を割って投げつけたため、二つに分割されてしまったとされています。

1915年に完成したレイク・クレセント・ロッジは、ルーズベルト大統領など著名人が宿泊したことでも有名。人里離れた過疎地でのんびりしたい人にはおすすめです。

ソル・ダク・リバー @dreamstimedreamstime

レイク・クレセントから Highway 101 をさらに西へ進み、標識に従ってソル・ダク・リバー(Sol Duc River)に沿って約12マイル(約19キロ)の谷を下ると、温泉リゾートのソル・ダク・ホットスプリングス(Sol Duc Hot Springs)に到着します。

sol doc とはネイティブ・アメリカンのクリユート族の言葉で、「スパークする水」(sparkling water)という意味だそう。伝説によると、ソル・ダク・バレーに住んでいた竜がエルワ・バレーに住んでいた竜と縄張り争いを繰り広げたものの決着がつかず、それぞれの住む洞窟に戻って流した熱い涙が温泉になったと言われています。木や岩に張り付いているコケは争いの最中にちぎれた竜の皮膚で、谷底に平地ができたのは、2匹の竜が木を倒したためだとか。

温泉リゾートにはコテージ、リゾート外にはキャンプ場があり、中心となるロッジにはレストランやギフトショップがあります。天然の鉱物温泉を利用した温泉は屋外にあり、2つの円形のプールと子供用の浅いプール、そして川の水と温泉を混ぜた温水プールに分かれています。温泉はもともと華氏122度(摂氏50度)あるそうですが、コンピュータで温度を調節し、温泉プールとキャビンのシャワーに使われています。宿泊もできますし、温泉だけを利用することもできます。硫黄(sulfur)の独特の臭いがするため好き嫌いが分かれるかもしれませんが、さまざまな人たちが温泉を楽しんでいます。

レストランのメニューはノースウエスト料理が中心で、ベジタリアン用や子供用のメニューもあります。1912年にオープンし、4年後には火災で全焼してしまったエレガントなリゾート地の様子をレストラン内に飾られた白黒写真で見ることができます。

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