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マウント・レーニア国立公園|ワシントン州の最高峰を巡る旅

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ワシントン州にそびえるマウント・レーニア(Mount Rainier)は、標高14,411フィート(4,392m)を誇る州の最高峰であり、アメリカで5番目に古い国立公園「マウント・レーニア国立公園」の主役です。アメリカ本土最大規模の迫力ある氷河、夏の短い期間だけ楽しめる色とりどりのワイルドフラワー、ハイキングや登山の聖地として、年間200万人以上の観光客が訪れています。この記事では、そんなマウント・レーニア公園の魅力と実用的な訪問情報をまとめました。

目次

マウント・レーニアとは?

Credit line: Courtesy of Visit Tacoma-Pierce County
Visit Tacoma-Pierce County
Naches Peak Trail, Mount Rainier, Pierce County, Metro Puget Sound | Nature & Landscapes

ワシントン州の最高峰にして活火山

マウント・レーニアは、カスケード山脈に位置する氷河を抱く活火山。主に1ヵ所の火口から噴火を繰り返し、溶岩と火山火山砕屑岩が降り積もってできた、円錐形に近い形の成層火山(stratovolcano)です。最後の噴火は1894年〜1895年頃で、現在も火山活動の監視対象にありながら、その美しさと自然の多様性からユネスコの暫定世界遺産にも登録されています。

火山活動によってすぐに何らかの問題が起きる可能性は低いと見られていますが、傾斜がきつく、大部分が氷雪に覆われているため、火山活動が活発になれば結果的には周辺地域に大きな影響を与えると予想されています。エベレストとほぼ同じ傾斜であるため毎年何人もの登山家が登頂に挑戦しますが、2016年には48%しか成功していません。(National Park Service 調べ)。

名前の由来

1800年代にこのあたりを調査していたイギリス出身の探検家ジョージ・バンクーバー船長が、友人のピーター・レーニア(Peter Rainier)提督にちなんで名付けた名前です。

でも、国立公園局の公式サイトによると、この山はそもそも先住民が約9000年前から狩りや食べられる植物の採集を行っていたところです。特に、カウリッツ族、マックルシュート族、ニスカリー族、ピュアラップ族、スクアシン・アイランド族、ヤカマ族にとって大切な伝統のある土地の一部です。ピュアラップ族は「Tahoma」(タホマ)または「Tacoma」(タコマ)と呼んでいました。これには “mother of waters” や “frozen water” といった複数の意味があります。

富士山に似たその姿から、日本から移住してきた日本人は「タコマ富士」と呼んでいました。

“The mountain is out!”

シアトル地域で言う “The mountain is out!” というフレーズは、「マウント・レーニアが見えてるよ!」という意味。ローカルがこの山に対して感じている愛と誇りを感じさせます。

入口ガイド|マウント・レーニア国立公園に入るための4つのルート

ニスカリー・エントランス
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