Dayton デイトン
トゥーシー・リバー沿いにかつてあった交易ルートに位置する小さな田舎町。ネイティブ・アメリカンの部族が夏の集まりに利用していた土地で、現在のメイン・ストリートはポニー競争や社交、ダンスやゲームに興じる場所だった。1855年から1858年にわたるインディアン戦争で白人の入植者が撤退したが、1859年に牧畜業者のジェシー・N・デイ氏が現在のデイトンの西側の土地の所有権を宣言し、1871年にデイトンの町が、1875年にコロンビア郡が設立された。1800年代には5度の火災に見舞われたものの、1861年に始まった小麦の栽培を中心とする農業と製材業で大恐慌時代も乗り越え、1991年にはメイン・ストリートの修復が行なわれた。
数ブロックにわたる中心部は夏の昼間でも人通りは少ないが、歴史的な建物を見てまわることができる。現在のワシントン州が設置される2年前の1887年に完成したコロンビア郡裁判所は地元の建築家 W.H. バロウズ氏がデザインしたもの。1993年に修復され、立派に保存されている。この裁判所の前には、1881年に完成したワシントン州で最も古い鉄道駅や1880年に開校したワシントン州東部初の公立小学校、その翌年に開校したワシントン州初の公立高校であるデイトン・ハイスクール、そして米国の史跡に登録されている民家や商業ビルなど、コロンビア郡の見どころの説明が展示されているのでチェックしてみよう。
ワイツバーグからデイトンに向かう途中に、ルイス&クラーク探検隊が通過したとされるルートを通ることになる。このルートはネイティブ・アメリカンが何世代にもわたって利用していたルートで、その大部分が現在の道路となっている。太平洋に到達したルイス&クラーク探検隊は1806年5月初旬に東へ戻る途中でこの地点を通過し、9月23日に出発点のセントルイスに到着した。
チーズ製造会社
Monteillet Cheese
ジンガーマンバー
ワラワラ出身のジョーンさんとフランス出身で米国在住歴30年以上というピエールさんが山羊と羊のミルクを使ったチーズを作り始めたのは2002年のこと。現在は50頭の山羊と42頭の羊を飼育し、48時間から3ヶ月間寝かせた10種類のチーズをこの農園やワラワラのファーマーズ・マーケットなどで販売している。テイスティング・ルームは5人がすわることのできるカウンターのみの小さなもので、取材時にはフランスから来ているという7種類のチーズをテイスティング。ワインは 『L’Ecole No.41』 の赤と白の2種類のみだった。また、羊のミルクを使ったジェラートも数種類テイスティングできる。また、チーズを作るクラスも開催している。
【住所】 109 Ward Road, Dayton (地図)
【電話】 (509) 382-1917
【公式サイト】 www.monteilletcheese.com