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シアトルから車で約1時間!スノコルミー・パスでスノーシュー

執筆者:川合由佳子さん

1年を通じてさまざまなアクティビティが楽しめるのはワシントン州ならでは。「何でもやってみよう!」という気持ちで、いろんなことにトライしています。

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シアトルに住んでいると、冬の間によくあるのが、「スノーシューに行かない?」というお誘い。

ずっとやってみたいとは思ってはいたものの、スノーシューはまったくの初心者の私。どこから始めていいのかわからなかったので、友達から教えてもらったこのウェブサイトをチェックしてみました。

いつもスキーをしに行っているスノコルミー・パスのパーク・レンジャー達にガイドしてもらえるツアーがあるそう。小額の寄付をするだけで、利用許可証もいらないし、スノーシューの道具も借りられるというので、さっそく90分コースに挑戦してみることにしました。

実際にやってみるまで、「スノーシュー(Snowshoe: 雪靴)って、ダウンヒルスキーみたいに坂を下りてスピードと技術を楽しむわけじゃないし、きっとクロスカントリースキーの短い版だろう」くらいにしか思ってませんでした。

でも、実際やってみると、スノーシューって、一見すると日本の 『かんじき』 みたいな雪上歩行具を足に履めてて雪の中を歩いていくという、雪の上を歩く冬ハイキングなのでありました。

「誰々さんはスキーが上手だね」なんて会話したりするスキーと違って、ちょっとコツを覚えてしまえば誰でもできるのがポイント。底にぎざぎざがついていて、歩くごとにそれが雪にささって、上り坂も下り坂も面白いように歩くことができるのです。上り坂より下り坂のほうが滑ったりして転ぶ確率が少し高いのも、普通のハイキングと一緒です。

「こんなとこ入って行って大丈夫?」みたいな木と木の間や、 「ここは川の横だから、夏の間は湿地帯になってて歩けないんだよ」とレンジャーさんが言うところも、冬は雪がしっかり積もってて自由自在に歩けます。

でも、スノーシューの大変なところは、 スキーのゲレンデと違い、「こっちは何々コースでブラック・ダイアモンド」(=難易度が高い)なんてサインはどこにも出ていないこと。 レンジャーの人に聞いてみると、「景観を損ねないよう、また、自然環境を壊さないよう、わざとサインなどを立てない」とのことでした。なので、ちゃんと道をわかっている人か、コンパスを持っていて地図をちゃんと読める人でないと、迷子になってしまう確率が高いです。

レンジャーさんの説明を聞いて、スノコルミーの森に雪景色をバックにそびえる樹齢一千年の木を見たりします。花とかが咲いてるわけでなくても、そんなただの木が、とっても美しいと初めて思ったのでした。

90分コースを体験したら、次は半日コース(朝9時半から午後2時半まで)に挑戦。途中、景色のいい場所でみんなでお昼を食べたり、景色のいいところで何度も立ち止まって写真を撮ったり、レンジャーさんのうんちくを聞いたりするのが楽しい。写真を撮るのが好きな人は、レンジャーさんと写真スポットを探すツアーに参加してみては。 どれも人気コースなので予約はお早めに。

そんなわけで、すっかりスノーシューにはまってしまった私です。ハイキング好きな方なら絶対に楽しめます。

Happy Snowshoeing!

USDA Forest Service: Guided snowshoe walks tour Stevens and Snoqualmie Pass
Guided Snowshoe Walks

掲載:2014年2月 更新:2021年12月

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