ワシントン州にはハイキングが楽しめるところが無数にあります。天気が良い日は、どんどんアウトドアに出かけたいですね。でも、備えあれば憂いなし。水やスナック、日焼け止め、重ね着など、念のための準備をして出かけましょう。ワシントン・トレイルズ協会の『Ten Essentials』もぜひ参考にしてください。
もくじ
基本的な注意事項
- 脱水症状にならないよう、水を多めに持参し、こまめに飲むこと。食料も余分に持参しましょう。
- 山中でトイレに行きたくなったときのために、トイレットペーパーとビニール袋を持参すること。平らな木陰を探すといいでしょう。傾いた斜面で用を足そうとすると、転がって大怪我をすることもあるので要注意。使ったトイレットペーパーは必ずビニール袋に入れて持ち帰りましょう。
- ビニール袋を持参して、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
- 服装は、重ね着できるものが便利。暑くなったら脱ぎ、寒くなったら簡単に着られるものと、汗をかいたら着替えられる軽い服を予備に持っていきましょう。コットン100%の素材の洋服は汗をかくと体を冷やします。山の天気は変わりやすいので、雨が降ったら羽織れる防水のウィンドブレーカーやレインコート、また、カメラ用に防水袋なども持参すると安心です。
- ハイキング・シューズは足首をひねらないブーツ型や、水の中を歩ける防水タイプなど、さまざまな商品が出ています。足の幅の広い人や、足の甲の高い人、それぞれ足の形が違うので、お店の人に足のサイズを測ってもらい、クッションの利く少し厚めの靴下を履いて試し履きすることをお勧めします。REI などの専門店では厚めの靴下が置いてあるので、それを借りて試し履きしましょう。靴紐が長すぎると、山道で踏んで転んだりして大変な事故につながることがあるので、程よい長さに調整することをお勧めします。
- 下山する際は膝にとても負担がかかるので、膝の弱い方は厚めの靴下とクッションの効いたハイキング・シューズをお勧めします。ハイキング用のポール(杖)も膝への負担を軽くしてくれます。
- 帽子、サングラス、日焼け止め、虫除けクリーム、虫除けバンドを持参しましょう。
- 怪我をした時のために、簡単な救急箱(First Aid Kit)と手の消毒液を持参しましょう。また、何かあったときのために、コンパス、マッチ、キャンドル、懐中電灯、ヘッドライト、体を温める折りたたみシート(thermal blankets)などを持って行くと安心です。
- 日没までに帰れないような長いトレイルに出る際は、ヘッドライトを持参すると便利です。
- 山道は GPS が利かなくなる場所が多いので、現地の場所を確認して、地図を持ってでかけましょう。
- 長いトレイルに行く場合は、友人や家族に、どこにハイキングに行くか事前に知らせ、帰宅したら知らせるようにするといいでしょう。
- トレイルが倒木でふさがれていたり、川が氾濫していたりして先に進めない場合は、無理をせずに引き返しましょう。
- 野生の動物を見かけた場合は、近寄ったり触ったりするのはやめましょう。
- 熊がいそうなトレイルでは、熊ベルをバックパックにつけていくと安心です。
- 犬を連れて行っていい場所と禁止されている場所があるので、前もって調べて行きましょう。連れて行ける場所でも犬をきちんと紐につなぎ、犬の糞を必ず持ち帰りましょう。
- 季節によって、必要なパスが変わるので、事前に必ず確認しましょう。
スノーシューで注意すること
- 雪の日の照り返しが強く、結構日焼けするので、サングラスや日焼け止めクリームなどを持参すること。
- くれぐれも、凍っている湖や池の氷の上に乗らないこと。
- 春先にスノーシューをする場合、雪崩の起きそうな場所は避けること。
- 重ね着できる防水の服装(スキーの時の服装でもOK)で出かけること。雪の中を歩くと暑くなってくるので、脱ぎ着しやすい服装がベストです。頭や耳が冷えるので、耳まですっぽりかぶれる帽子がおすすめ。手袋やマフラーもあると寒い日には役立ちます。着替えを車の中に置いておくのも一案です。
- スノーシューを購入する際は、可能であればお店の人に相談すること。軽くて歩きやすいものを選ぶのがおすすめです。
- 雪道では、普段見えるサインや道の印が積雪で埋もれて見えなくなっている場合が多いので、地図を持って出かけること。道に迷いそうになったら、無理をせず引き返すこと。
- 雪道を歩くのは普通のハイキングと比べると運動量が増えるので、無理せず、疲れたら引き返すこと。
- 雪道ではスノーシュー用とカントリースキー用に分かれている場所があるので、ルールをきちんと守ること。
- 雨や雪、霧が深い日などは迷いやすく、気温もかなり下がるので避けること。
- サーモスにお湯を入れて持って行くと、お茶漬けやカップラーメンなど温かい食べ物が食べられます。ゴミは必ず持ち帰ること。
- 冬は日が沈むのが早いので、自分の歩ける距離を考えて折り返すこと。万が一、日が沈んでしまったときのために、ヘッドライトを持参すること。
- 山を下る時にソリ(sled)を使う人もいますが、ソリは自分でコントロールができないので危険です。ソリが許可されているところでのみ使用すること。
- 雪崩対策教室などを受講するのもおすすめ。
スノー・スポーツを安全に楽しむための「雪崩(なだれ)対策教室」
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