トレイルの概要・みどころ
以前にもご紹介した Snow Lake は、「汗が出るぐらいのハイキングがしたい」「カスケード山脈を一望したい」「キラキラ光る湖のほとりでお弁当が食べたい」という、欲張りな人におすすめのトレイル。今回は、その Snow Lake まで一気に登った帰り道に Source Lake にも寄るという、さらに欲張りなハイキングをご紹介します。
Snow Lake まで一気に登ると、3.2マイル(約5キロ)。最高峰は4,400フィートですが、標高差は1,000フィート。帰りには Source Lake に寄ることもできます。また、「Snow Lake までのスイッチバックはきついな~」という方は、途中の二股から Source Lake Trail に直接行くと、入口から往復4.4マイル(約7キロ)ですみます。
入口の看板には、「積雪があります」「湖が凍結しています」「倒木があります」といった、パーク・レンジャーが書いた注意書きが貼ってありました。必ずチェックするようにしましょう。
Snow Lake Trail の入口から1.7マイル(約2.7キロ)入ったところある表示。Source Lake を見渡せるトレイルに入るには、ここから左方向へ。「いやいや、私は Snow Lake を見てから、帰りに Source Lake に寄ります」という方は、右の Snow Lake へのスイッチバックに向かいましょう。今回はまず Snow Lake に行きます!
Snow Lake Trail に入ってすぐ左手に、広大なスキー場のある山肌が見えてきます。冬は雪で覆われていますが、夏は緑で一杯。これから山を登るぞ~とワクワクさせられる景色です。
ちょうど雪解けの季節に当たっていたので、遠くの山々にたくさんの小さな滝が見えて、至るところから水の流れる音が聞こえました。今年は雪がたくさん降ったせいか、7月だというのに、トレイルにも残雪が。滑らないように気をつけましょう。
「ヤッホー」と、つい叫びたくなるこの絶壁。夏の週末は混んでいるトレイルですが、平日に行ったせいもあり、この景色を独り占めできました。なんて贅沢!
グランブルーの Snow Lake を期待して登ってきましたが、7月だというのに雪が深くて、湖まで降りられませんでした。でも、こんな神秘的な Snow Lake を見たのは初めてです。去年8月に登った時と全く違う景色でした。興奮しながら、岩の上から湖を見渡しながら、お弁当をいただきました。同じトレイルを何度登っても、毎回違う顔を見せてくれる大自然に圧倒されます。
Source Lake Trail との分岐まで戻り、Source Lake の表示に従って道を入ると、すぐにこの「大自然にようこそ!」という景色が出迎えてくれるのが嬉しいです。
Source Lake の表示から、Source Lake が見える場所まで0.5マイル(約800メートル)。今回は残雪があり、小川の水も溢れていてあまり近くまで行けなかったのですが、周りを見渡すと、雪解けのために10本くらいの滝が、あらゆるところから流れていました。滝の音だけしか聞こえない静けさに、「山が好きだ~」と実感。
ハイキングに夢中だと見逃してしまいがちですが、足元や左右を見渡すとたくさんの野花が咲いています。野花のハンドブックなどを持って行って、名前をチェックするのも楽しいですよ。
トレイル基本情報
トレイル番号 | Washington Trails Association #1013.2 |
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難易度 | 初級 |
ハイキング往復距離 | 6マイル(約9.6キロ) |
シアトル/ベルビューからの行き方
- シアトルから1.5時間、ベルビューから1時間
- 最寄りの高速道路出口:I-90 East の Exit 52
- I-90を東へ向かい、52番出口を降りて左折する。約0.25マイルほど行ったら右折し、約2マイルほど進むと左側にアルペンタル・スキー・エリアの駐車場が見えてくるので、そこに駐車しよう。駐車場近辺にトイレがある。トレイルヘッドは道路の右手上。GPSに入れるなら Alpental Ski Area を入れると良いだろう。
必要な許可証(permit)
- Northwest Forest Pass (年間を通じて必要)
- 犬は紐でつないでいる場合のみ同伴可
- パーミットは予告なく変更されるので、事前に確認すること。詳細はこちら。
トレッキングやハイキングは、十分に調査・準備して行きましょう。想定外の事態が発生することもあり得ますので、素晴らしい思い出を持ち帰れるよう、できる限りの安全対策を講じて臨みましょう。『THE MOUNTAINEERS TEN ESSENTIALS』を忘れずに。
「晴れの日は、アウトドア天国のワシントン州を大いに楽しむ!」がモットーのりか・ラックさんに、大自然を満喫できるおすすめトレイルを紹介してもらいました!りか・ラックさんのプロフィールはこちら。