アメリカで20番目に大きく(172,364平方キロ)、日本の国土の半分近い面積があるワシントン州には、北から南へマウント・ベーカー、グレーシャー・ピーク、マウント・レーニア、マウント・セント・へレンズ、マウント・アダムスという5つの成層火山(stratovolcano)があります。
ワシントン州の火山:スノーボード発祥の地 マウント・ベーカー
© Yukako Kawai ワシントン州のカスケード山脈の火山では最も北、カナダとの国境近くの町ベリンハムの東約31マイル(約50キロ)の地点にある標高10,781フィート(3286m…
ワシントン州最大の自然保護区域にある休火山「グレーシャー・ピーク」
Photo by Caleb Jack on Unsplash シアトルの北東約70マイル(約112キロ)の地点にある標高10,541フィート(3212m)のグレーシャー・ピークは、ワシントン州を東西に分…
ワシントン州の火山:マウント・レーニア アメリカで5番目に古いマウント・レーニア国立公園
マウント・レーニア国立公園は、1899年3月2日にオープンした、アメリカで5番目に古い国立公園。総面積は235,625エーカー(95,354ヘクタール:954平方キロ)で、その97%…
ワシントン州の火山:1980年、66年ぶりの大噴火を記録したマウント・セント・ヘレンズ
2022年10月撮影 約4万年前にできたとされるマウント・セント・へレンズは、カスケード山脈の火山の中では火山活動が最も活発な火山です。 1980年5月18日に大噴火して山…
ワシントン州の火山:ワシントン州で2番目に高い山 マウント・アダムス
Photo by Peter Robbins on Unsplash マウント・アダムスは、ワシントン州南中部のカスケード山脈にある火山の一つで、ワシントン州で二番目に高い標高12,281フィート(…
マウント・アダムスを除く4つの火山が過去250年の間に噴火していますが、火山活動が活性化する時期を予測することはとても困難です。
カスケード・レンジ
これらの火山は、太平洋を囲む環太平洋火山帯(Ring of Fire)の一部を構成している、カスケード・レンジ(Cascade Range)と呼ばれる火山弧(volcanic arc)の一部です。
カスケード・レンジは、カナダのブリティッシュ・コロンビア州からカリフォルニア州北部まで伸びており、アメリカにある13の主要な火山が、このカスケード・レンジに含まれています。
ワシントン州天然資源管理局やワシントン州政府によると、この火山弧では過去12000年の間に200回以上の噴火が観測されています。そのたびに火山灰(tephra)、溶岩流(lava flow)、火山泥流(lahar)が発生していることがわかっています。