
パシフィック・ノースウエスト・バレエ:Emergence
3月21日(金) – 3月23日(日)

『エマージェンス』が7年ぶりにPNBへ!
クリスタル・パイトの『エマージェンス』が7年ぶりにパシフィック・ノースウエスト・バレエで上演されます。3月のPNB公演の中心作品として復活。昆虫の社会構造とバレエ団の階層的な組織の類似性を探求した、不思議な美しさを持つ作品です。
さらに、ジェローム・ロビンズの代表作の一つ『牧神の午後』、マルコ・ゲッケのエネルギッシュなソロ作品『モーピー』、そしてPNBダンサーで振付家のプライス・サダースによる世界初演作品『Dawn Patrol』が加わります。
公演は全7回、チケットは$38~。また、3月27日~31日にはデジタル配信も予定(要サブスクリプション)。
公演日程(全7回公演)
- 3月14日(金)7:30pm
- 3月15日(土)2pm; 7:30pm
- 3月20日(木)~22日(土)7:30pm
- 3月23日(日)午後1:00
デジタル配信:3月27日~31日
プログラム詳細
Dawn Patrol(世界初演)
- 音楽:アルフォンソ・ペドゥート
- 振付:プライス・サダース
- 振付助手:エマ・ラブ・サダース
- 衣装デザイン:マーク・ザッポーネ
- 照明デザイン:リード・ナカヤマ
- 美術デザイン:クリスオウラ・カペロニス
第一次世界大戦の「ドーン・パトロール(夜明けの哨戒飛行)」をテーマに、英雄的行為の本質を探る作品。若き飛行士たちが、朝日に向かって飛び立つ希望と勇気を体現しながらも、眼下に広がる敵の脅威と対峙する。その対比は、日常の中の静かな英雄性——親が子の未来のために自らの夢を犠牲にすること、介護者が他者のために尽くすこと——と呼応する。自己犠牲を伴う英雄的行為の美しさと重みを描いた振付作品。
牧神の午後
- 音楽:クロード・ドビュッシー
- 振付:ジェローム・ロビンズ
- 演出:バート・クック
- 美術・照明デザイン:ジャン・ローゼンタール
- 衣装デザイン:アイリーン・シャラフ
- 上演時間:10分
初演:1953年5月14日(ニューヨーク・シティ・バレエ)
PNB初演:1978年5月11日(NYCBゲストダンサーによる)/2011年11月4日
モーピー
- 音楽:C.P.E. バッハ、ザ・クランプス
- 振付:マルコ・ゲッケ
- 演出:ジェームズ・ヨイチ・ムーア
- 衣装調整:マーク・ザッポーネ
- 照明デザイン:デヴィッド・ムーディ
- 上演時間:15分
初演:2004年3月16日(ピーター・ボール&カンパニー)
PNB初演:2005年11月2日
エマージェンス
- 音楽:オーウェン・ベルトン
- 振付:クリスタル・パイト
- 演出:ホープ・ミュア(2013)/アン・ダブロウスキー
- 美術デザイン:ジェイ・ゴワー・テイラー
- 衣装デザイン:リンダ・チョウ
- 照明デザイン:アラン・ブロディ
- 上演時間:30分
初演:2009年3月4日(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)
PNB初演:2013年11月8日
特別イベント
PNB CONVERSATIONS & ドレスリハーサル
3月13日(木)5:30pm
シアトルのアートジャーナリスト、マーシー・シルマンが、プライス・サダースとクリエイティブチームとともに世界初演作品《ドーン・パトロール》の制作秘話を語ります。対談のみの参加またはドレスリハーサル(公開リハーサル)と両方の参加可。チケット(寄付推奨:$25)PNBボックスオフィスにて販売。
バレエ・トーク
ダンス歴史家 ダグ・フリントン が各公演の1時間前に、振付・音楽・歴史・舞台制作プロセスについて解説します。舞台鑑賞チケット購入者のみ参加できます。
MEET THE ARTIST
公演終了後にアーティスティック・ディレクターのピーター・ボールとPNBダンサーがQ&Aを行います。 アフター・トークに参加して、混雑を避けて帰宅するのも一案です。舞台鑑賞チケット購入者のみ参加できます。
会場
ジャングルシティでは、各種イベントに関するご質問にはお答えいたしかねますのでご了承ください。ご質問などは、各イベントの主催者または問い合わせ先まで直接ご連絡ください。