パシフィック・ノースウェスト・バレエ（PNB）による待望の新作『眠れる森の美女』の世界初演。

1890年にロシアのサンクトペテルブルクで創作されたチャイコフスキーの音楽と、マリウス・プティパの振付によるクラシック・バレエの名作が、自然美にインスパイアされたパシフィック・ノースウェストとノースウェスト・コーストアートの要素を取り入れた、時を超えたファンタジーの世界を舞台に展開します。

演出は、PNBの高評価を得た『ジゼル』のプロダクションと同様、アーティスティック・ディレクターのピーター・ボウル氏。ダンス史家ダグ・フリンティングとの共同作業により、ステパノフ・ノーテーション（舞踊譜）に基づく振り付けを再現します。

また、オーロラ姫は16歳ではなく20歳として描かれ、結婚相手を選ぶのは彼女自身であることを強調するなど、現代の感覚に沿った改訂がなされている他、悪役が単なる悪役ではない深みを持って描かれているところにも注目です。

現代を代表するアーティストたちが手がけたデザインも見逃せません。ガラス作家のプレストン・シングルタリーによる初の舞台美術デザイン、プロジェクションデザイナーのウェンダル・K・ハリントンによる映像デザイン、トニー賞を受賞した『ハミルトン』やPNBの『白鳥の湖』でも知られるポール・タズウェルによる衣装デザイン、パペットシアター・マスターのバジル・ツイストによる舞台美術、PNB専属照明デザイナー、リード・ナカヤマによる照明デザインが、素晴らしい舞台を盛り上げます。

『眠れる森の美女』
音楽：ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー（Op. 66, 1889）
振付：マリウス・プティパ
制作コンセプトおよび追加振付：ピーター・ボウル

演出：ピーター・ボウル、ダグ・フリンティング
舞台装置：プレストン・シングルタリー
投影デザイン：ウェンデル・K・ハリントン
衣装デザイン：ポール・タゼウェル
パペットデザイン：バジル・ツイスト
照明デザイン：リード・ナカヤマ



アソシエイト舞台デザイン：シャーリーン・ホール

公演期間

1月31日、2月1日、2日、6日〜9日
オーディオの解説付きの公演は2月2日午後1時開演
ストリーミング配信：2月13〜17日（サブスクリプション限定）

チケット

38ドルから
14歳以下には割引あり

チケット購入や詳細については、PNB ボックスオフィス（電話 206.441.2424）、窓口（301 Mercer Street）、または PNB.org まで。チケットはオンラインで購入できます。

会場

主催