日本が誇る高級和牛のひとつである神戸牛について学びながら試食する催し 『Celebrate Washoku – Kobe Beef』 が、ワシントン州日米協会・神戸市シアトル事務所・神戸肉流通推進協議会が共催してシアトルで23日に開催された。
世界の美食家をうならせる「神戸ビーフ」。アメリカでも “Kobe Beef” として認知度が高まっているが、”American Kobe Beef” との違いについては正確に認識されているとは言えないのが現状だ。
そのため、この催しでは神戸牛の定義についての説明なども行われ、参加者はステーキ専門店 『John Howie Steak』 などを経営するシェフ、ジョン・ハウィー氏による神戸牛のステーキ、寿司職人・加柴司郎氏による神戸牛の握り、そして 『西野』 オーナーシェフの西野達也氏による前菜、Fumie’s Gold による抹茶ティラミス、兵庫県産の日本酒、神戸ワインなどに舌鼓を打った。
また、ハウィー氏が、神戸牛のステーキとしゃぶしゃぶの作り方を実演。参加者からのさまざまな質問に回答した。日本人にとって馴染み深いしゃぶしゃぶを、独自のスタイルで豪快に作る様子には驚きの声があがった。
ユネスコ世界無形文化遺産となった和食。これまであまり知られていなかった和食が、このような催しを通して広まっていくことに期待したい。
掲載:2015年2月