シアトル在住の日本料理人・俵裕和(たわら・ひろかず)さんが、来年2月21日に京都で開催される第5回日本料理コンペティション京都決勝大会に出場する。
日本料理アカデミーが主催する同大会は、日本料理の専門知識・技術の研鑽、職業人としての資質の向上、そして JAPAN ブランドとしての日本料理の新しい価値創造への貢献を目的に始まったもの。5回目の今回は、日本勢10名・韓国勢1名、そして海外枠で出場する俵さんの合計12名が、当日提示される食材を活用した献立をその場で考案して調理し、課題の「縁高弁当」を4時間以内(献立作成含む)に仕上げる。
「この大会では、日本独特の食材を含む、日本料理によく使われる数十種類の食材が当日発表され、それを正しく調理する技術が一つの勝負どころとなります」と、俵さん。「アメリカに来て10年。日本料理を知らない人に日本料理を紹介することを一つの大きなテーマとしてやって来ました。この大会では、日本料理を知らない人にも楽しんでいただける日本料理を作ることができればと思っています。応援よろしくお願いします」。
掲載:2015年12月