シアトルに住むソーシャルワーカーの角谷紀誉子さんとビジネスコーチの森山陽子さんが海外生活者が日本に住む家族の介護をする場合の情報を満載したハンドブック 『遠隔介護ハンドブック』 が、6月中旬に出版されることが決定しました。
「離れているからこそ気になる家族のために、そんな思いをしている在米の同胞のために、何かできないか」と考えた森山さんと角谷さんが制作し、出版にかかる費用の寄付をクラウドファンディングで呼びかけたところ、100人以上から寄付が集まりました。
日本の介護保険や介護サービス、介護施設などのシステムは複雑なため、日本の家族との情報格差を埋めるのは簡単ではなく、また、親の介護についての話し合いを先延ばしにしたり、海外から一時帰国して久しぶりに会う場合はなかなか切り出せないこともあります。そこで、「アメリカ在住でも日本に住む高齢の親が介護を必要とする前からできること、日本にいる親や兄弟姉妹、親戚などとコミュニケーションをとるために気をつけたいことや、知っておいた方が良いことなどを紹介しています」と、森山さんと角谷さん。
6月24日に開催される出版記念パーティーでは、このハンドブックも販売されます。2冊購入すると割引もあり。パーティーの詳細は以下の通り。
日時:6月24日(土)2時半から4時半まで
場所:「もだん」Japanese Cuisine
参加申込: info@enkakuakigo.com まで
今後、ハンドブックは Amazon.com で販売される予定。6月15日以降に公式サイトの www.enkakukaigo.com にて詳細をご確認ください。
森山さんと角谷さんは、「より多くの皆さまにこの本を手に取っていただき、日本の家族への心配事を軽減し、アメリカで充実した生活を送るために役立てていただければ幸いです」と話してくれました。
掲載:2017年5月