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寿司職人・加柴司郎さん、シアトルで新たな寿司店の開店に向け準備開始

加柴司郎さん

シアトルに移住して48年、江戸前寿司を握り続けてきた寿司職人・加柴司郎さん。1994年に開店した 『しろう寿司』 を全米に知られる名店にまで成長させた後、今年4月に引退を発表し、たくさんのファンに惜しまれていた。その加柴さんが、シアトル随一の観光名所パイク・プレース・マーケットで寿司店をオープンするというニュースがフード業界をかけめぐっている。今月12日に開催されたパイク・プレース・マーケット歴史委員会の公聴会で、加柴さんの開店計画が満場一致で承認されたためだ。

加柴さんによると、開店を予定しているのは、かつて 『Campagne』、そして 『Marche』 というフレンチ・レストランが営業していた一画(86 Pine Street)。このスペースで営業するには、歴史委員会の承認が必要となる。「まずは無事に承認されましたが、これからリースの契約交渉、工事の許可取り付け、そして実際の改装工事などが待っています」と加柴さん。

開店目標は2015年4月。レストランの開店には思いがけないことで時間がかかる場合もあるので、今後の展開に注目しつつ、加柴さんの新たな挑戦を楽しみに待ちたい。

掲載:2014年11月

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