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Songs of Hope、東日本大震災の被災地復興支援コンサート開催

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Songs of Hope

今月22日にダウンタウンのダニエルズ・リサイタル・ホールで、Songs of Hope が東日本大震災の被災地復興支援コンサートを開催した。

ソプラノ歌手の田形ふみさん、そしてピアニストのキニー亜季子さんとリサ・マリア・ダキラさんが主催する Songs of Hope のコンサートは今回で2回目。震災後、岩手県に住む友人と連絡が取れず、「いてもたってもいられなくなって、チャリティ・コンサートをしようと思いつきました」という田形さんと、同じ心境だったキニーさんに、独自にチャリティ・コンサートの準備を進めていたダキラさんが加わり、支援の和が広がっていったという。

震災発生から2ヶ月もたたない5月1日に1回目のコンサートを開催。「約700人の観客が集まり、募金も約23,000ドル集まりました。来場時に寄付をしてくださった方々が帰り際にも寄付をしてくださる様子を見て、音楽の力を感じました」と田形さんは振り返る。キニーさんも「『埴生(はにゅう)の宿』 という曲を英語と日本語で歌いましたが、全員で合唱し、出演者と観客が一体になったように感じました。」

今回はシアトル古今太鼓をゲストに招き、日本の名曲を10曲披露。田形さんの優しく透き通る歌声とキニーさんの情緒深いピアノで表現されるバラードや、力強い太鼓の音色と合わせて繰り広げられる賑やかな楽曲など、多彩なラインナップとなった。また、YMCA のボランティアとして岩手県宮古市に8月末から3週間にわたり滞在したダキラさんによるプレゼンテーションでは、現地での YMCA の活動や募金の使い道などが写真とともに紹介された。「これから東北地方には厳しい冬がやってきます。YMCA では、壁の薄い仮設住宅を補強したり、電気カーペットを提供したりする準備をすでに始めています。また、子供やお年寄りのケアを目的とした地域イベントの開催にも積極的に取り組んでいます」とダキラさん。「この経験をきっかけに、できれば今後も被災地での復興支援に長く関わり続けていきたいと思っています。」

復興支援コンサートについても、長い期間にわたって続けていくとダキラさんは熱意を見せる。田形さんも「このコンサートは、私たちだけでなく、多くの主婦の方々の協力のもとに開催されています。これからも募金を集めるとともに、コミュニティの結びつきを強められるようなイベントにしていきたいですね。 今後、Songs of Hope に協力したいという方は、ぜひご連絡ください」と語ってくれた。

>> Songs of Hope

掲載: 2011年9月27日

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