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大村昌弘総領事、総領事表彰・外務大臣表彰を授与

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(左から)テツデン・カシマ博士、ツチノ・フォーレスター氏、バーバラ・サンチェス氏と
大村昌弘総領事夫妻

去る21日、在シアトル日本国総領事公邸で新年会が開催され、日本人コミュニティ・日系人コミュニティの関係者ら約250人が出席した。

この新年会で、日米関係への寄与に貢献してきたシアトル日系人会共同会長のツチノ・フォーレスター氏、テツデン・カシマ博士、バーバラ・サンチェス氏に、在シアトル日本国総領事の大村昌弘総領事より、総領事表彰が授与された。

ツチノ・フォーレスター氏は、会長を務めたこともある如月会の社会奉仕団体への転換、日系マナーの建築支援、日系国際結婚友の会の設立など、30年以上にわたりさまざまな方面で活躍してきた。また、第二次世界大戦中の日系人強制収容や日系人の経験に関する研究を行っているテツデン・カシマ博士は、強制収容を記念する「ワシントン大学デー・オブ・リメンブランス」の制定に尽力し、桜寄贈100周年に際しワシントン大学キャンパスにおける桜植樹プロジェクトの指揮を行い、歴史上極めて重要な日系人強制収容に対する認識拡大、日米両国の相互理解の促進に貢献している。バーバラ・サンチェス氏はワシントン州とその姉妹都市の文化交流及び親善促進における草の根交流を通じ、地元はもとより、全米・日米間において、日米関係の強化に貢献してきた。

また、同日、第二次世界大戦で連合軍兵士が持ち帰った「寄せ書き日の丸(日章旗)」をはじめとする日本兵の遺留品を親戚や関係者へ返還する活動を行っている非営利団体 OBON SOCIETY に、外務大臣表彰が授与された。同団体はレックス&敬子・ジーク夫妻が中心になって設立したもので、その活動は日本政府に認められ、ジーク夫妻は米国人退役軍人数名とともに日本で安倍総理大臣と会談している。今回の受賞は、日米両国の和解を象徴する意義のあるものと評価されたため。日米戦後70年に際する外務大臣表彰は、日米間の友好交流の増進に顕著な功績のあった28名・14団体に授与されている。

掲載: 2016年1月

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