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ニューヨーク・タイムズ紙に “one of the most original and startling dance theater groups to be seen” と評され、今年で結成40周年を迎えた舞踏カンパニー・山海塾が、今年10月、ワシントン大学のミーニー・ホールで 『歴史いぜんの記憶―うむすな』(Umusuna: Memories Before History)を北米で初めて上演する。「うむすな」とは、「生まれたところ」という意味。
山海塾主宰・振付家・演出家の天児牛大(あまがつ・うしお)氏は、1949年横須賀市生まれ。1975年に山海塾を創設し、1980年に初めての世界ツアーを行う。1982年からは、パリ市立劇場(THEATRE DE LA VILLE)を創作活動の本拠地とし、同劇場との共同プロデュースによる新作をほぼ2年に1作発表し、世界ツアーを続けている。
今年3月には最新作 『海の賑(にぎ)わい 陸(オカ)の静寂―めぐり』 公演が北九州芸術劇場で開幕。フランス公演を経ずに日本で世界初演するのは36年ぶり。山海塾はイギリスのローレンス・オリビエ賞の最優秀新作ダンス作品賞を受賞した。天児氏はフランスの芸術文化勲章の最高位コマンドゥールを受章し、今年3月には、エッセー集 『重力との対話 記憶の海辺から山海塾の舞踏へ』(岩波書店)を出版している。
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