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第15回 雨の日はレゴが活躍

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30代後半で「働くお母さん」の仲間入り。何もかも「初めて」の息子と一緒にいろいろな発見をさせてもらっています。20年以上住んでいるシアトルも、親子になるとまだまだおもしろいことがたくさん隠れているものですね。シアトルのお気に入りを息子に紹介しながら、「ここに自分の子供と来ることになるとは!」と、しみじみする日々です。

lego

大きな船だそうで。

前回のエッセイからあっという間に4ヶ月もたってしまい、季節はもう春。春分も過ぎ、ワシントン大学のソメイヨシノも今年も見事に咲いてくれ、息子と三度目の花見を楽しみました。4月に入ると、晴れの日も多くなってきて、今は木蓮が満開。次は八重桜といったところでしょうか。

それにしても、今年の3月は雨模様でしたね。まだ3月が終わってもないのに「3月の降水量の記録更新!」との発表があったときは「やっぱり」と思ったほど、雨、雨、雨の毎日。それもシアトルらしい霧雨ではなく、粒が大きめの雨で、「あーあ、今日も家の中で遊ぶしかないね」という日が続きました。

そこで活躍するのが、LEGO®。我が家にあるものは人形や建物や乗り物がセットになったものではなく、単に長さや幅や高さや色が違うだけのものですが、それがまだまだこれからの子供にはいいのかもしれません。何か静かだな・・・と思ったら、小さな指を器用に動かして組み立て作業中で、なにやら壮大な世界が頭の中に展開しているのか、真剣そのもの。「何を作ってるの?」と聞くと、「大きな船!今から海に入りまーす!」などと教えてくれたりします。朝起きてすぐ LEGO® のテーブルに直行する日は、「ご飯だよー」と呼んでも、返事をしないか、「まだこれやってるから」「邪魔しないで」と、もうティーンになったかのよう。でも、しばらくすると「マミーもやろうよ~!」と誘ってくるところが、まだまだ3歳児です。私も嬉しくていそいそと参加してたりしますが、どうしても椅子とか動物とか作ってしまいますねえ。その向こうの風景にまで想像を広げるなんてもうできない頭になってしまったのかもしれません。

そんな LEGO は誰が作ったのかなと検索していて見つけた 『The LEGO® Story』。親子で楽しめるのでおすすめです。

掲載:2014年4月

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