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アメリカで子供の誕生日パーティをするには?

子供の成長を祝う誕生日。「大きくなったね」と感慨にふけると同時に、「今年はどうしよう?」「そろそろお友達も招待したほうがいい?」と悩みも抱えがち。今回は、アメリカで誕生日パーティを開く際の ABC を、経験談を交えながらご紹介します。

どうやって計画する!?

プレイグループやプリスクールなどで家族以外の人と接し始めると、誕生日パーティに招き、招かれる機会が増えます。

アメリカの誕生日パーティには多くの場合「テーマ」が存在し、小学校低学年ぐらいまで女の子はプリンセス、男の子は乗り物やヒーローなどが人気。開催時間は家庭の都合を優先しますが、乳幼児の場合は昼寝とぶつからない午前中がいいでしょう。

週末に施設を借りるなら、複数の時間帯の候補を挙げてから予約するとスムーズ。計画・準備期間には個人差がありますが、Marthastewart.com には6週間前からのタイムラインが載っています。

お友達を招待するには!?

お友達を招待する方法は、紙の招待状、Evite やメール、テキストなど、さまざまです。キンダーガーテンなどでは、各自に割り当てられた棚や収納箱に招待状を入れて知らせることもできます。ただし、クラス全員を呼ばない場合は「呼んでいない子どもの前でパーティの話をしない」と子どもに言い聞かせ、招待していない子どもに配慮しましょう。

小学校でも高学年になると、子どもたちは保護者を通さず、自分でお友達を作るようになっていきます。でも、招待する時はお友達の保護者に連絡して都合を聞く形になります。保護者の連絡先は子ども同士が交換し、保護者同士がやり取りできるようになったら、パーティの日時、場所、内容を伝えます。その際、”We will be serving pizza, cake and drinks.”(ピザとケーキと飲み物を用意します)などと書いておくと、親切です。

参加人数を決定するため、”RSVP by Nov 1st to XXXX at [phone number] or [email].”(11月1日までに◯◯へ電話またはメールで出欠の連絡をお願いします)と伝えたりしても、連絡してこない人もいます。準備に差し障りのない日までにフォローアップをしてみましょう。

バースデーケーキあれこれ

テーマに沿った手作りケーキなら、クラフト店でケーキ型を探してみましょう。ぴったりのものが見つかるかもしれません。また、子供の写真を印刷したアイシング(オンライン購入可。edible photo cake images などのキーワードで検索)を使えば、世界でひとつだけのケーキが完成!

切り分ける手間が省けるカップケーキ派は自作の旗を飾るなどして、簡単にオリジナリティを加えられます。

ケーキ屋やスーパーマーケットなどでも、バースデー・ケーキを購入できます。

ゲームやアトラクション

ここノースウエストの雨の多い季節は室内パーティが多いですが、遊戯施設で行わない限り、間が持たないことも。そんな時は宝探しやピニャータ割り(夏は日本風にすいか割りでも)、工作などを加えてみましょう。パーティの主役が楽しめるゲームを選ぶのがポイントです。

準備時間がないなら、アトラクションの出張サービスを考えてみては?ビデオゲーム搭載トラックレゴ教室のほか、爬虫類が登場というものもあります。

プレゼントを開ける

ケーキと共に誕生日パーティのメインイベントになるプレゼント開封。子供が夢中になって包みを破いている間、親は誰が何をくれたのかメモしていきます。終了後、アメリカでは多くの人が Thank You Card を渡しますが、その文章に具体的なプレゼント内容を書くことで一人ひとりへの特別な感謝を示していきます。

プレゼント開封は終了後に家族でという家庭も。会の内容や時間などを考慮しながら、決めていくといいでしょう。

パーティ・フェーバーって!?

パーティ・フェーバー(party favor)とは、パーティの最後にお返しとして渡す、ちょっとしたギフトです。小さなおもちゃやステッカー、お菓子など、中身は人それぞれですが、ゲームの景品をフェーバーにすることもできます。育児雑誌の 『Parenting』 によれば、ひとり当たり5ドル以下を目安にとのこと。子供が喜ぶものが決して高価なものではないことを、親である皆さんもご存知でしょう。

Thank You Card

アメリカでは手書きのカードでお礼をするのが一般的なようですが、E カード、E メールなどで連絡する場合にも、パーソナル感を出すために、相手からいただいた具体的なプレゼント名をお礼の文章に含めましょう。

パーティの準備は大変ですが、主役の子供の笑顔や「楽しかった!」のひと言で苦労も吹き飛んでしまうものです。ご紹介した内容を参考に、1年に一度の最高の日を素敵に演出してあげてください!

取材・文:ハフマン・ワカバ、編集部

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