同伴する乳幼児と年齢の近い乳幼児のいる家庭であれば、室内の環境もそれなりに子供用に整えられているはずですので、ここではそうではない場合の家庭に訪問する際の注意点をご紹介します。
事前にすること
- 乳幼児を同伴して訪問しても良いか、事前に問い合わせましょう。その際、子供はどういった事をしがちか、予測できることを話しておくのが良いでしょう。また、子供にアレルギーがある場合は特に、ペットや食べ物の注意点も話しましょう。
- 乳幼児を同伴すると、子供にばかり気を遣い、せっかくの訪問を自分自身も訪問された側も楽しめないこともあります。親がそんな気持ちでは、子供も楽しめません。最初から「長居はしない」という気持ちで訪問すると、名残惜しいという気持ちも和らぐでしょう。
- 大人同士の食事も含めた訪問は極力避け、お茶程度に控えましょう。
- 同伴する子供がぐずる昼寝の時間も考慮しましょう。
持参するもの
- 訪問宅を汚さない食べ物、こぼれない容器に入れた飲み物を持参しましょう。また、おむつを替える際に汚れ防止として使えるパッドやタオル、そして使用済みのおむつを入れるビニール袋なども持参しましょう。
※使用済みおむつを訪問宅内のゴミ箱に捨てて帰ると、排泄物の臭いがするため、失礼です。きっちりと袋で密封してから外のごみ箱に捨てさせてもらうか、または持ち帰りましょう。 - 子供が座ることができる、持ち運び可能な椅子、お気に入りのおもちゃや絵本、またはビデオ/DVD等を持参すると、子供が室内を勝手に徘徊する可能性が低くなります。
訪問宅ですること
- 一番大切なことは、常に自分の子供の行動を把握しておくことです。一瞬たりとも目を離さないという気持ちでいるくらいが良いでしょう。
※訪問先に失礼がないようにということはもちろん、慣れていない場所で子供が思わぬケガを負うこともあります。 - 訪問宅で、子供の手の届く所に壊れやすい物が置いてある場合は、それを安全な場所に移動せてもらうか、そこへ子供がいかないように注意しましょう。子供にとって危険な場所も確認しましょう。
- おむつ漏れを防止するために、子供が座る場所にタオルなどを敷くと安心です。
- おむつを替える場所も「所構わず」ではなく、どこでならおむつを替えて良いか確認しましょう。
- 子供が飲み食いする場所は、ダイニング・エリアや板張りの上など、汚しても拭きとることができる場所に制限します。また、子供に自分で食べさせるのではなく、なるべく親が子供に食べさせるようにしましょう。
- 乳幼児は汚れた手であちこちを触ったり、よだれを垂らしたりすることも多いので、子供を常に清潔に保ちましょう。
- 子供が粗相をしたり、壊してしまったりしたものは、クリーニング代を支払う、同じ商品を購入して渡すなど、たとえ相手が「構わない」と言ったとしても、何らかの形で弁償することを考えるべきでしょう。
子供がまだ乳幼児の時期は、子供を優先する時期と言えるかもしれません。「親しき仲にも礼儀あり」ですし、子供の粗相でお互い気まずくなるのも悲しいものです。どうしても相手宅でなければ会えないという状況でない限り、自分が相手を自宅へ招待する、または子供は他の人に見てもらって大人同士で外で会うなど工夫をしましょう。