アメリカの教育制度の大きな特徴は、教育行政が連邦政府(Federal Government)ではなく、各州に委ねられていることです。
州教育庁・教育委員会の下には教育局があり、その下に学校区があるという仕組みになっています。しかも、学校区の裁量で決定できる範囲が広く、使用する教科書やカリキュラム・始業日・終業日・休日などもそれぞれで選ぶことができます。
また、小学校から高校までの学制も学校区によって異なります。公立の場合は居住区域によって通う学校が決まりますが、合法的な越境制度やユニークなプログラムを提供するチョイススクールという選択肢もあります。
小学校はキンダーガーテンから始まる
一般的なアメリカ人の感覚では、小学校に入学するのは1年生ではなく、キンダーガーテン(kindergarten)です。そのため、キンダーガーテンから1年生への進級は特別なものではありません。
小学校では、1クラス約20-30名ほどの学級に分けられ、それぞれの学級に担任がいます。
一部の学区では算数に習熟度別授業を取り入れていることもありますが、Reading についてはクラス内でグループに分け、レベルに応じた授業を実施しています。
また、学級は通常、学年で分かれていますが、教師や教室の不足、または少人数のクラス編成を実現するため、2学年混合のクラスになることもあります。
小学校の一日
同じ学区でも、学校によって時間割に多少の違いがあります。一般的には午前8時~9時に始業、そして午後2時半~3時半ごろには終業となります。
1クラスの時間は教師によって異なりますが、平均してだいたい40~45分です。ランチは、学校のカフェテリアでスクールランチを購入するか、お弁当持参となります。
登下校は、スクールバス、または保護者の送迎・自転車・徒歩になります。
情報提供:ベルJ教育コンサルティング
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